試験対策　ケアレスミスや眠気防止に知っておきたいこと

2015年08月17日

(参考：税理士試験会場早稲田大学地図) 会計人として生きていく上で避けて取れない事の一つに「試験」があります。ご存じの事とは思いますが、現行の制度では、会計や税務の専門家として特定の業務に就くためには、会計士試験や税理士試験を受け、国家資格を取得する必要があります。ある意味で、実際に就業された際の経験や、試験対策勉強として学ばれてきたことが試される試験ですが、その直前の時間はどうお過ごしでしょうか。
ここでは、試験に関係するお話や、試験前の空き時間などに簡単にできる試験対策テクニックをご紹介します。

予習その1：トラブルを防ぐ電卓の調整

計算をした後に、「25,422.0000」などと、なぜか小数点の表示桁数が変わったり、表示されなくなってしまい、わずらわしい思いをされたことはありませんか？
この原因は、「小数点セレクター(電卓の数値表示部分の下にあるスライド式のツマみ)」です。めったに起きる事ではありませんが、電卓を鞄などに入れて持ち運んでいると、偶然ズレてしまうケースがあります(試験前に急にズレたりしていると焦りますよね)。

この解決方法は簡単で、小数点セレクターを「Ｆ(小数点以下を全て表示するモード)」か「任意の数字(表示する小数点以下の桁数を設定できます)」に変更するだけ。
※電卓の種類・メーカーによっては、セレクター自体がない場合もあります。

予習その2：眠くならず集中力を上げる方法

続いては、皆さんが悩まれる「眠気覚まし対策」です。試験が午前中の場合は大丈夫ですが、午後一番の試験では、「何となく眠気が気になって集中しきれない」なんて事はありませんか？
この対策は簡単で、「眠くなる原因」を遠ざければ良いだけです。以下で、眠くなる原因とその解決策や簡単にできる集中力アップ方法を見て行きましょう。

🔴ポイント1 「食べ過ぎ」に注意！
基本中の基本ですが、お腹いっぱい食べると当然眠くなります。
このメカニズムは一説によると、「体内に取り込んだ食物を消化するために、血液が胃などの消化器官に集まることで、脳に酸素を運んでいる血液が相対的に低下するため」とされています。ですので、いつもの食事量の半分ぐらいを目途に、昼食を摂るように心がけてください。

🔴ポイント2 鼻呼吸が出来ないと眠くなる？！
また、意外と知られていないお話しですが、「口ではなく、鼻で呼吸をする事で体内に摂り込む酸素量が増えやすい」といったテクニックがあります。
実際に海外で行われた実験では、鼻呼吸をする事で、体内に取り込める酸素量が口呼吸の場合に比べて、約10～20%も上昇したとの事でした。
酸素摂取量が増える事で、眠くなりにくいだけではなく、集中力も上がり易いとの事ですので、大事な試験の前には、口ではなく鼻で呼吸する事を意識してみても良いかもしれませんね。

予習その3：緊張をほぐす方法

将来を左右する可能性のある試験ですので、当然緊張される方も多いかと思います。ただ、あまりにも緊張してしまうと、本来の実力を発揮できなかったり、視野が狭くなってしまい誤った理解をしてしまうなど、ケアレスミスが起きやすくなります。そうならないためにも「緊張のメカニズム」を理解し、実力の全てを出し切れるようにしましょう。

🔴ポイント1 「緊張する仕組み」とは？
人の身体が緊張する際には、何かの原因によって、身体を緊張させるノルアドレナリンが過剰に分泌されることで、一定以上の身体的な変化(汗をかく、動悸が激しくなる、視野は狭くなる、など)が引き起こされています。そして、この変化が好ましいレベルを超えて起きた状態の事を、「緊張」と呼んでいるのです。

🔴ポイント2 緊張しないテクニック
では、そういった緊張をしないためには、どうすればよいのでしょうか。その答えは、「原因を気にしない」ことです。
原因を気にする（=認識する）ことで、緊張の仕組みはスタートします。ですので、原因に慣れて気にしなくなるか、原因そのものを改善できれば、緊張をしなくなります。

・「もし失敗したり、苦手な範囲が出たらどうしよう」⇒「得意な科目、分野で取り返そう！」
・「時間配分をミスしないか不安」⇒「10分置きに時計を確認すれば大丈夫！」
・「試験に受からなくてはいけない」⇒「もしダメなら来年合格しよう！」

などと、考えることが出来れば、気が楽になるかもしれませんね。もちろん音楽を聞いたり、本を読んだりなど、他の事に集中して気を紛らわせる方法も有効です。

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したお話は、どれもその場で出来るものばかりです。私たちジャスネットは、あなたが無事に試験に合格出来るように、全力でサポートさせていただいております。