会計・経理職の転職専門エージェント > コラム > 会計・経理・経営コンサルティング業務 > 財務会計コンサルタントの役割

財務会計コンサルタントの役割

2014年5月15日

コンサルティング業務における「説明責任」

企業における管理部門はさまざまな役割を担っています。
財務会計コンサルタントの役割は、経営者が目指している方向性を理解した上で、管理部門の部門長とコミュニケーションを取りながら、 管理部門の多岐に渡る役割を整理して、経営判断に資する情報をまとめる体制を整備することです。
経理や財務のみならず、場合によっては人事や法務についても理解する必要があります。

accountabilityという言葉を聞いたことはないでしょうか? 「説明責任」という意味です。
経営者は、株主、債権者、国や地方自治体など、あらゆる方面に対して説明責任を負っています。 そのため、管理部門には各方面に対する説明責任を果たしうるような情報をまとめることが求められています。

管理部門(経理や財務)の役割、重要性

経理処理は、企業の資産の管理や損益計算のためにはなくてはならない業務です。
部門別の売上高や利益といった情報を適切に作成することができないと、適切に経営判断することができません。 損益計算の過程では、企業が国や都道府県などに納める税金の額も計算されます。税額計算には相応の知識求められます。
また、企業は銀行などの金融機関から資金を借りて事業資金に充てますが、事業にどれくらいの資金が必要かを判断しなければなりません。 既存の事業に追加で事業資金が必要となった場合は、直近数年の実績から必要資金を算定することができますが、 新規事業を立ち上げる場合は過去の実績がないので、まずは事業計画を策定することになります。 この事業計画は資金調達の際に金融機関に提示されるものであるため、ある程度説得力のあるものでなければなりません。
説得力のある事業計画を策定するには、経営者が持っている新規事業のイメージを共有し、既存事業の過去の実績などを加味するなど、 一定のノウハウが不可欠です。
さらに、既存事業の拡大や新規事業の立ち上げの際には、新しく従業員を採用することが必要となることもあります。 企業にとって人件費の管理はとても重要です。

経営者の判断に資する情報を提供する

上記のようなさまざまな業務を取りまとめて、管理体制を整備することは容易なことではありませんが、 適切な情報が経営者に提供されることは、企業の事業目的の達成には欠かせないことです。
財務会計コンサルタントの役割は、管理部門の多様な業務を整理し、経営者がaccountabilityを果たしうる、 また、適切に経営判断しうるような情報を作成する体制を整備することです。
それによって企業の利益が大きくなるとしたら、素晴らしいことだと思いませんか?

公認会計士 石川理一

会計、税理、経理・財務分野の転職に強いジャスネットキャリア。プロのエージェントが転職を無料でサポート致します。
経理会計の転職に特化した無料転職サポートに申し込む

無料転職サポートに申し込む

ジャスネットの強み

【閲覧無料】会計プロフェッションのヒューマンドキュメント誌「アカウンタンツマガジン」

ジャスネットコミュニケーションズ株式会社プライバシーマーク ジャスネットコミュニケーションズ株式会社は、「プライバシーマーク」使用許諾事業者として認定されています。


ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 職業紹介優良事業者 ジャスネットコミュニケーションズ株式会社は、職業紹介優良事業者として認定されています。


↑ PAGE TOP