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profile 未上場企業2社から内定をもらった29歳の男性。未上場企業の将来性を判断するには、どのような視点を持つべきなのか知りたがっている。
- Q
【未上場企業の将来性を判断する方法は?】
現在、中小企業の経理部門で働いている29歳の男性です。このたび転職活動を行い、通信機器を扱う会社とITソフトウェアを開発・販売している会社の2社(いずれも経理部)から内定をいただきました。どちらも社員数100〜200名程度で、未上場企業ですが、一定の業歴があり、業績も安定しているようです。
ただ、次の転職では長く働ける会社を選びたいと考えており、どうせなら将来性のある業種・会社に身を置きたいという思いがあります。一方で、求人票や面接だけでは企業の将来性まではなかなか見極めづらく、どちらを選ぶべきか非常に迷っています。
将来的には、経理として専門性を高めながらキャリアを積み上げ、35歳で年収700万円台に到達することを目標としています。未上場企業の将来性を判断するには、どのような視点を持つべきなのでしょうか。
この年収を目標にするのであれば、この2社以外の選択がよいのであれば、その選択肢についてもご教示ください。
- A
まず未上場企業の将来性を見極める方法ですが、これは同じ業界内でも伸びる企業、伸びない企業がありますので、エージェントの立場でも判断するのは非常に難しいというのが本音です。
もちろん気になる部分ではあると思いますので、ひとつの方法として内定が出ている企業にオファー面談をお願いしてみてはいかがでしょうか。
オファー面談とは、内定後に労働条件と入社意志のすり合わせを行うものです。
例えばですが、その企業の利益がなぜ出ているのかと質問してみて
① 「他にはないモノやサービスを提供しているので、今のところ業界トップの立場にいる」
② 「同業他社はたくさんあるが、営業の努力で利益を出している」
とそれぞれ答えをいただいたとすれば、①の企業の方が利益が出ている理由がはっきりしているので、今後も大丈夫だと思えるのではないでしょうか。
また年収についても、オファー面談の際に「35歳で年収700万円を目標にしているのですが、御社では可能でしょうか?」と質問していいと思います。
可能な場合はそう答えてもらえるでしょうし、難しい場合はおそらく明確な答えはもらえないでしょう。もしご質問者様の目標が「35歳 年収700万」であれば、それを目指せる職場に転職しなくてはなりません。
内定をいただいている企業で可能性がある方を選べばいいと思いますし、そうでない場合は新たな転職先を探す必要があります。
給与や年収についての質問はしづらい、ということでしたら、ぜひエージェントをご活用ください。業界ごとの給与水準や、個人では探せない特別なオファーなどもご紹介できます。満足のいく転職のためには、プロの手を借りるのも選択肢のひとつだと思います。