- 30代
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profile 中小企業の経理で働く32歳の女性。外資系企業への転職を考えている。
成果主義がどの程度、徹底しているのかや日本企業との文化の違いについて知りたがっている。
- Q
【外資系企業と日系企業の文化の違いは?】
中小企業の経理で働く32歳の女性です。日本企業よりもよい年収に惹かれ、外資系企業への転職を考えています。
外資系企業では、Job Description(職務記述書)に基づいて職務を行うため、業務上の助け合いの文化がないという話を耳にします。これは、経理においても同じなのでしょうか。
それ以外にも、成果主義が徹底しているとか、「仕事は仕事、プライベートはプライベート」といったスタンスが浸透していることで、職場の飲み会がないといった話も聞きますが、これはどの程度、真実味のある話なのでしょうか。
これ以外にも、入社後にとまどう可能性のある文化の違いがあれば教えてください。
- A
まず外資系企業と言っても、「長年、日本企業だったが外資に買収された」「海外の企業が日本に支社を出した」など、様々なパターンがあるため、企業風土は一概には言えないというのが前提にあります。前者の場合は名前こそ外資系企業になっていても、ほぼ日本企業と変わらない場合も多いでしょう。
そのうえで、より海外の文化が強いタイプの外資系企業についてお話します。
そういった企業の場合、日本企業のように新卒を採用し、そこから育てて様々な業務ができるようにするということは、ほぼありません。これは海外では年功序列というものがなく、スキルアップしながら様々な企業に転職するのが一般的であるためだと思います。
そのため転職の際もジョブ型で採用されるため、一度「〇〇担当」となった場合は、その仕事をずっと担当することになります。経理部の中でもそれぞれの担当が明確に決まっており、他の人の業務については全く分からないため、業務上の助け合いなどもできないということになります。
ご質問者様がおっしゃるとおり、外資系企業の場合は本国と日本とで給与水準に差があるため、同じような仕事でも日本企業より年収は高く設定されていることが多いです。
一度、外資系企業で働いてみることで、今後のキャリアの選択肢も増えますので、ぜひチャレンジしてみてください。