- 30代
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profile 長年、経理に携わってきた39歳の男性。親の介護の都合で、退職が決まっている。
介護の期間中、派遣社員もしくはパートで働くことになるが、その期間のキャリアについては、後々の再就職の際にどう評価されるか気にしている。
- Q
【介護を理由に離職。派遣での勤務期間は、再就職の際にどう評価される?】
一貫して経理に携わってきた39歳の男性です。
大学卒業後、(当時の)東証一部上場メーカー入社、管理部にて15年に渡って経理職(連結決算、開示メイン)全般に携わりました。その後、現職のグロース上場の同じくメーカーに転職し1年ほどではありますが、経理実務に加えてマネジメントも経験しました。
この度、家族の介護があり、不本意ながら退職をせざるを得ません。正直なところはキャリアを停滞させたくないので、このまま正社員で働きたいです。
無理かとは思いますが、週2日、もしくは3日の勤務が可能な経理の正社員職はあるのでしょうか。介護については、数カ月で終わるのか、数年になるのか、現在のところはわかりません。
派遣もしくはバイトで働くことは覚悟していますが、その期間のキャリアについては、後々の再就職の際に評価されないのではないかと懸念しています。その点は一般論として、どう
なのでしょうか。
- A
週2、3日で正社員を希望とのことですが、残念ながらそういった求人は限りなくゼロに近いと思います。ご質問者様のような状況の場合、やはり派遣社員で働くのが現実的ではないかと思うのですが、そういった場合に注意すべきことがあります。
「派遣もしくはバイトの期間のキャリアについて」ですが、正社員ではない期間をどう評価するかという企業の姿勢は、実際にその企業が派遣社員に任せる仕事に表れていると思います。
例えば派遣社員にはそこまで重要ではない事務的な業務のみを任せるという会社では、同じように派遣期間のキャリアについても低評価をつける傾向があります。反対に派遣社員だとしても、業務改善や新規の仕事に取り組むチャンスがある会社は、派遣期間のキャリアで何をやってきたかを評価してくれます。
当然、ご質問者様が選ぶべきは後者の派遣社員です。
そういった企業での経験は、キャリアにとってマイナスにはなりませんし、再度、正社員に転職する場合にもアピールできると思います。ぜひ企業選びの参考にしてください。