- 20代
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profile 大手企業の経理部門で働く、新卒1年目の男性。仕事に興味が持てず辞めたくなっているが、1年目で辞めるとそれ以降に辞めグセがつくのではないかと心配している。
- Q
- 【転職を繰り返す人の特徴は?】
新卒1年目ですが、仕事が面白いと思えないのでもう辞めたくなっています。
現在働いているのは、大手企業の経理部門。本当は、営業職もしくはマーケティング職につきたかったのです。商学部卒で日商簿記1級を持っていたので、希望はしていない経理部に配属になったのかと思っています。
まだ24歳ということと景気も回復してきているので、転職先には困らなさそうだと思っています。一方で1年で転職すると、今後、転職グセがついて転職を繰り返してしまいそうな予感もします。
自分自身の性格として、飽きっぽくて堪え性がないのは自覚しています。転職エージェントから見て、転職を繰り返す人の特徴があれば教えてください。
また、わたしのようなタイプは、どのようにするのが正解だと思うかも教えてください。
- A
- ご質問者様がどのような仕事であれば面白いと感じ、やりがいを持って働けるのかという情報が少ないため、一般的な例でお答えさせていただきます。
まず新卒1年目で辞めてしまうリスクですが、よほどの理由がない限りは、やはり「希望通りでないと辞めてしまう人」というイメージを持たれると思います。
特に今の仕事が面白くないということですが、当然入社間もない段階では高度な知識を求められる業務や、責任あるポジションを任されることは稀でしょう。比較的、物足りないと感じてしまうような業務が大半になってしまうのではないかと思います。
大学を卒業して入社した会社の仕事が面白いと思えるのは、様々なことを覚えて3年目くらいからではないでしょうか。
ご質問者様は商学部を卒業して日商簿記1級も取得されているとのことですので、業務が難しく理解できないということはないと思います。現時点では経理職に向いていないと思っているのかもしれませんが、それを判断するのはまだ早計ではないでしょうか。
もし3年経って、やはり希望していた営業職、マーティング職に転職したいと思ったとしても、20代であれば未経験の求人も多数あります。さらに3年分の経理職での経験は、そういった分野でも評価してもらえます。
一方で今すぐに転職活動をした場合、1年に満たない経理職の経験は考慮されず、あまりいいイメージを持ってもらえるとは言えないため、エージェントとしてもおすすめはできません。
また転職を繰り返す人の特徴ですが、「今いる環境に対してマイナスイメージを持ちやすい人」ではないでしょうか。「自分がこのようにしたい」「こんなキャリアを積みたい」という前向きな視点ではなく、とにかく今いる環境を変えたいと転職してしまうと、きちんと転職先を吟味せずに転職してしまい、またそこでも現状に不満を抱えて、さらに転職を繰り返す、ということになってしまいます。
まずは自分自身がどうしたいのか、前向きな視点を持つことをおすすめいたします。