- 30代
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profile 中小メーカーの経理部で働く、30歳の男性。CSRを推進する企業は、従業員にとっても働きやすい環境なのかどうか知りたがっている。
- Q
- 【CSRを推進する企業は、働きやすい？】
中小メーカーの経理部で働く、30歳の男性です。
割と最近からですが、「企業の社会貢献性」について考えるようになりました。
いわゆるCSRといったことになりますが、いま働く企業はそのような取り組みはしていません。さらに言うと、働く社員にあまり優しくなく、どちらかと言えば人を使い捨てにする傾向にあるような気がします。
この度、転職を考えているのですが、CSRに関し自社のWEBサイトなどで積極的な方針を打ち出している企業は、働く人にとっても働きやすいのではないかと勝手に仮説を立てています。転職エージェントから見て、このような相関関係があるのかどうか、わかれば教えてください。
- A
- CSR、いわゆる「企業の社会的責任」における取り組みですね。
企業が利益至上主義に傾倒せず、市民や投資家、社会全体に対しての責任を果たすべく戦略を持ち自発的に行動を起こすことです。これは企業側からするとＩＲの一環としての活動である場合が多いです。
日本の場合は主に上場企業でIRに関する取り組みが行われており、それらは株主や投資家向けのものであるため、ご質問者様が言うような「従業員の働きやすさ」とは直接関係はないように思われます。
そのため、やはり働きやすい会社かどうかというのは別の視点で判断する必要があります。
わかりやすい部分では、採用ページの充実度でしょうか。人事制度、評価の仕方、福利厚生などの項目が詳細に明示されている企業からは、社員にできるだけ長く働いてもらおうという姿勢が伝わってきます。
また面接の際に平均勤続年数などを質問してもいいですし、そもそも企業の価値観やカルチャーが自分に合っているかどうかの判断も重要です。
CSRの活動がその企業へ転職したいと思うきっかけになったとしても、「実際に働きやすいかどうか」「自分が望む働き方、キャリアが築けるかどうか」の判断は、やはり実際の面談などを通してご自分で総合的に判断するしかないのではないでしょうか。
