- 20代
-
profile システム部門から経理へのキャリアチェンジを考えている27歳の男性。システムの経験があり、経理に部署異動もしくは転職した場合に、どのようなキャリアの広がりがあるかを知りたがっている。
- Q
- 【システム部門から経理への転職。キャリアの広がりは?】
27歳、上場企業でシステム開発部門に所属する男性です。社内独自の経理システム開発のプロジェクトに携わることをきっかけに、上からの指示で日商簿記3、2級の勉強を始めました。
このプロジェクトをきっかけに簿記と経理部門の方々の仕事内容を知るにつれ、経理という仕事に興味を持つようになり、自分も経理の一員として働きたいと思うようになりました。
いま働いている会社では、システム部門から経理への異動は前例がなく、また異動に関してはなかなか個人の意見が聞き入れられることも少ないです。
4年ほどのシステム開発の経験を武器に経理に転職するといったことは可能でしょうか。
もし転職できた場合、一般の経理の業務に経験を活かしたプラスアルファでの業務はあるのでしょうか。新卒から経理をやっている方と比べてキャリアの広がりが違うのであれば、それも知りたいです。
- A
- システム開発部門での経験は大きな強みになるため、転職は十分可能だと思います。
そもそも経理はシステムで解決することの多い業務内容です。システムの入れ替えや、子会社とシステムを統一する、売上を全社でリンクさせるなど、今はIT技術で経理を効率化することがどんどん進んでいます。
通常は経理の方が、その会社のシステム開発部に要望を伝える形になると思うのですが、システムのことを全く分かっていない人では、どのように伝えたらよいか分からない場合もあるでしょう。
求人としても、そういった経理×システム、両方の知識を持っている方を求めるものも多いため、転職市場でも大変有利なのではないでしょうか。
さらに社内で新しい経理システムの導入プロジェクトが立ち上がった場合などでも、真っ先に声をかけてもらえるでしょうし、経理の専門家でシステムに詳しいという立ち位置は社内でも評価されると思います。
経理自体は未経験でも募集はあります。まずは日商簿記2級の資格を取得しておくことで、さらにキャリアアップが可能な転職活動を進めることができるのではないでしょうか。