40代
profile 大手企業の決算部門で働く42歳の男性。コロナ禍の際に家族で地方に移住し、仕事はテレワークで行っている。この度、転職するにあたり、最初からフルリモートで働ける経理案件を探すことに。そのような求人案件は、全体の何割くらいあるのか知りたがっている。 
Q
大手企業の決算部門で働く42歳の男性です。

会社の方針としてコロナ禍が明けてからもテレワーク制度は残すとのことだったので、家族(妻と子供1人)とで、東京から長野県に移住しました。子育てに適した環境であることと、わたし自身、登山が趣味だったからです。現在はフルリモート(出社しても月に1日程度)で業務にあたっています。

ところがこの度、一身上の都合で転職をする必要が出てきたので、転職先を探そうと考えています。コロナ禍も終わり、テレワークから通常の勤務に切り替える企業が増えていると聞きます。

転職し、出社せずにいきなりテレワークでの業務を認められている企業は、求人企業の何割くらいあるのでしょうか。

そういった企業は、やはり首都圏や関西などの大都市に本社をかまえる企業になりますでしょうか。この年齢ということもあり、ある程度の給与額を確保する必要があります。
 
A
結論から申し上げますと、申し訳ありませんがそのような企業は、ごくわずかかと思います。

最初から完全な在宅勤務で問題ない業務の場合、通常は外注できるような単純作業になるからです。質問者様の求めるような、ある程度の給与をもらえる責任のある立場の業務というのは各現場や経営者との話し合いなどもありますし、最初からすべてフルリモートというのは現実的ではありません

業務に慣れたあと、結果的にフルリモートのような状態になったとしても、役員会に月1は出席の必要があるなど、状況に応じて出社することはあると思います。遠方に住んでいるなどで物理的に出社できない状態の人を採用する企業というのは、まだまだ少ないというのが実感です。

今後もテレワークは一定数定着していくと思いますし、コストの面からも大企業の方が積極的にテレワークの環境を整えるという意識が高いことは間違いありません。

質問者様の場合は一定期間の出社を前提として仕事を探すか、地元で同様の業務を探していただいた方が、満足のいく転職になるのではないでしょうか。 

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