- 30代
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profile 中堅規模の印刷会社の経理部で働いている35歳の男性。業務量の多さに疲れきり、1か月の作業量の少なそうな業種の経理に転職をしたいと考えている。また、そのような企業の場合、また別の大変さがあるのか知りたがっている。
- Q
- 中堅規模の印刷会社(商業印刷やPOPが中心)の経理部で働いている35歳の男性です。
いま働いている企業の経理部は、どのセクションも業務が多く大変です。商業印刷の分野は1点ごとに作るものも数量もマチマチなため原価の管理が難しいといえます。そもそも月々の受注件数は膨大で、かつ仕入れ先やクライアントの数も多いため、それに伴い業務の量が増える傾向にあります。
業務の多さに疲れ切ったところもあり、一件あたりの販売価格(売上)が大きく、一カ月の取引量の少なそうな企業(非メーカー)もしくは公益法人などの経理部への転職を考えています。
取引量の少ない企業だと、経理の業務も楽という考え方は間違っていますでしょうか。
また違った大変さはあるのでしょうか。
- A
- 単純に仕訳伝票の数が少ない、という意味でしたら、取引量の少ない企業は楽だと言えるかもしれません。しかし、それ以外の経理業務が大変ではないかというと、それはその企業によるとしか言えないと思います。
ご質問者様が、今の仕事で業務が多く残業ばかりなことが一番辛いとお考えでしたら、同じ印刷業界でも経理のIT化が進んでいて、あまり業務量の多くない会社をご紹介することも可能です。ご自身が何を一番大変だと思っているのか、どんな部分が不満なのかをエージェントと一緒に明らかにすることで、転職先に求めるものもはっきりしてくるのではないでしょうか。
また単価の低いものをたくさん売るという形の商売だとしても、経理部がその全ての取引を処理するのではなく、営業の販売管理データがそのまま経理のシステムに反映されるような会社もあります。こういった効率化も先人達の業務改善努力によって成し遂げられたものだと思います。「業務量が多く大変だから転職したい」という今の状態で転職するよりは、現職のうちにできる部分での業務の効率化を推進し、その課題を解決してから転職活動を始めた方が、あなたの市場価値も高く評価されることになると思います。