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profile 中小企業で決算に携わっている32歳の男性。IRの仕事に興味があり、未経験で転職する場合、どのような方法があるか知りたがっている。
- Q
- 現在、中小企業で決算に携わっている32歳の男性です。IRの仕事に興味があり、この度、転職を考えています。新卒からずっと経理部で、広報関連の業務経験はありません。ちなみに、いま働いている会社にはそのような部門はないので、転職を考えたという次第です。
求人などを見ると、「IRの実務経験（1～2年以上）、もしくは上場会社の経理経験がある方」というものが多く見受けられます。わたしのように、IRの実務経験も上場企業の経理経験もないと門前払いなのでしょうか。
わたしのようなキャリアでもIR職に就くには、どういった方法があるでしょうか。教えてください。
- A
- IRとは、投資家や株主に対して、経営状態や財務状況などの情報を発信する職務です。通常は管理部門にあり、投資家向けの広報・営業的な仕事と言えるでしょう。
外部の人に会社の魅力を伝え、株主となってもらうためには、単純な経理の知識だけではなく、その数字がどのように作られ、どういう仕組みになっているのかを理解していなくては、魅力的な広報はできません。そのために上場企業レベルの経理知識が必要だと、募集要項には掲載されているのだと思います。
しかし実際にはIRの経験者というのは大変少ないため、もし興味があるのであれば、どんどんチャレンジしてみたらよいのではないでしょうか。株式にくわしいという理由で証券会社から転職する方もいらっしゃいますし、ご質問者様のような経理経験者の方がＩＲを担っているケースも非常に多くあります。
またIRを目指すのであれば、様々な企業がＩＲの表彰などを受けていますので、そういった企業が開示している株主向け冊子、ホームページなどを参考に、どういったものが評価されているのかを独自に勉強し、理解を深めることをおすすめします。
