profile 中小企業の経理部の部長を務める48歳の男性。経理経験の豊富さを自負しており、今からでも会計コンサルとしての転職ができるのか知りたがっている。
Q

48歳のわたしは、中小企業の経理部の部長を務めています。上場企業の経理部でキャリアをスタートさせ、その後、2つの中小企業の経理部で経験を積みました。
現在の企業は、売上が約50億円と規模が小さいですが、経営企画や財務の経験もあり、ほとんどの経理業務に関わったことがあります。
 



現在は管理職ですので、経理業務から離れていますが、刺激に欠けると感じています。
そこで、50歳までの気力や体力があるうちに、スキルアップのための転職を考えています。
自分の強みである経理の知識を生かし、会計コンサルなどが候補として考えられます。
 



このような転職は無謀なのでしょうか。また、求人案件があれば転職は可能なのでしょうか。
わたしの経験や能力を踏まえて、アドバイスをいただけますか。

A
結論から申し上げますと、転職をした場合、大幅な年収ダウンを覚悟しなくてはならないと思います。

会計コンサルの業務は幅広いため、質問者様の経験を活かせる分野がないわけではないと思います。ただ業務としては未経験ということになりますので、年収やポジションは未経験の20、30代の方と同じ扱いになるからです。

また会計コンサルの会社には公認会計士、税理士の資格を持つ方が多数いらっしゃいます。

銀行・金融出身者が多い、資金調達などをメインに行っている財務系コンサルの会社であれば、資格はなくても問題ない場合もあります。どちらにしても大手のコンサル会社の場合は、パートナーの下にマネージャー、そしてスタッフという形で仕事を遂行するため、採用側としてもスタッフであれば30代前半までの方を希望することが多い印象です。

なお会計コンサルの案件は上場企業が対象のことが多いため、M&Aや国際税務の経験などがあれば活躍の場も広がると思います。一方で、中小企業の経理部での経験を活かせるような案件自体が少ないかもしれません。

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