- 20代
-
profile 日系企業で売掛金、買掛金などを担当する27歳の女性。外資系企業への転職を考えており、その際にBATICのスコアが有用なのか、また入社後に優遇されることがあるのかを知りたがっている。
- Q
- 現在は日系企業で売掛金、買掛金などを担当する27歳の女性です。学生時代に数か月の海外留学をしていた経験もあり、英語に特に抵抗感もないので、外資系企業で働きたいと考えています。
とはいえ、会計用語の英語はほぼ知らない状態なので、BATIC(国際会計検定)に挑戦しようと考えています。日系企業の経理から外資系企業の経理に転職する場合、この資格は有用なのでしょうか。また、何点以上のスコアを取得しているとよいかなど教えてください。
また、BATICの先のUSCPA(米国公認会計士)資格を保有していた場合、外資系企業においてどのくらい評価をされるものなのか、持っていない場合と比べて任される仕事が違うのか、社内で出世をする際に関係するのかなどもわかれば教えてください。
- A
- 結論から申し上げますと、採用の場面でBATICのスコアが要求されるケースはわたしの経験ではありません。
どちらかというとTOEICのスコアや、実際の語学レベルについて問われることの方が多いです。具体的には日商簿記2級以上で、TOEIC800以上であれば、外資系企業での採用に結び付く可能性が高いでしょう。
外資系企業ではどのくらい実践的に英語を使えるか、即戦力になれるかが問われることが多いので、BATICの勉強をするのであれば、まずはTOEICの点数をあげる努力をするほうがおすすめではあります。
またUSCPAの資格は外資系企業のCFOが保持していることが多いので、もちろん一定の評価は得られるでしょう。
採用側からの重要度としては、①経理のスキル、②語学力で、USCPAなどの資格は持っていればなお可という程度の認識になると思います。