30代
profile 中小企業の経理部で働く37歳の男性。書類が通らず面接に進めずにいるので、職務経歴書を書く上でのポイントを知りたがっている。 
Q
中小企業の経理部で働く37歳の男性です。決算チームのリーダーをしています。
現在の会社で3社目となります。職務経歴書はきちんと書いて何社も応募しているつもりですが、まったく書類が通らず面接に進むことができません。自分では何がいけないのか、わかりません。ちなみにまだ転職エージェントは使っていません。


職務経歴書で押さえておくべきポイントがあれば、教えてください。

 
A
まず企業が書類選考を通じて合否判断をしている最大のポイントは、「経験値の確認」に尽きると思います。応募しようと思っている企業の求人票や求人サイトの情報を見れば、そのポジションで企業が任せたいと思っている業務内容が記載されていると思います。中には単に業務内容が羅列されているだけのようなケースもありますが、業務内容を見ればおおよその業務イメージは付くのではないかと思います。

企業があなたの職務経歴書を見て、その任せたいと思っている業務について、はたしてあなたのスキルレベルを正しく判断できるような書き方になっているでしょうか

例えば求人の内容として「連結決算の担当として、海外子会社との日常的な処理の相談にも乗りつつ、四半期ごとには国内10社、海外10社の連結財務諸表の作成に主体的に関与していただきます」といった記載があったとします。

もしもあなたの職務経歴書に「連結決算」というキーワードが一つも入っていなかったとしたら、恐らく経験値としては不足と感じられてしまうのではないかと思います。仮に業務内容を羅列して記載した中に、「連結決算」というキーワードが盛り込まれていたとします。ただ、これだけではどの程度関与したのかが全く分かりません。

今回の募集文言から推測するに、下記の内容が記載されていると、企業はあなたのスキルレベルを正しく把握できると思います。

・海外の相談に乗るということなので、メールや電話などで英語を使用して海外とコミュニケーションを取った経験の有無・どのようなシステムを使用して連結財務諸表を作成したのかなどの具体的な作業環境・何名でその業務を担当していて、自分はそのチームの中でどのような役割を担っていたのかというメインとなる役割・体系的に連結を理解していることが分かるような簿記系資格の有無

このような書き方ができていれば、ミスマッチではない限りは恐らく面接に呼ばれることになると思います。

それでも書類選考の通過率が上がらないということであれば、恐らくミスマッチとなるような求人に応募をされていると思いますので、詳しくは一度エージェントにご相談ください。 

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