- 20代 30代 40代 50代
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profile いつコロナが終息するのか先が見えない昨今、転職に良いタイミングがあるのかどうかを知りたがっている。
- Q
- コロナの終息が思ったよりも遅れていると感じる今日この頃です。コロナの感染者数と企業の求人数は、相関関係にあるのでしょうか。例えば、感染者数が増えるほど、企業側の求人数は減る傾向など。第一波のときと比べ、こういった傾向がなくなってきているのであればそれも教えてください。
コロナが2021年6月ごろには終息する(1日の感染者数100名以下)と仮定し、オリンピックも開催されるとした場合、2021年下半期の転職市場の状況は、どのようになっていくと想像されていますでしょうか。転職によい時期があればそれも教えてください。
- A
- まずはコロナによる求人への影響についてですが、2020年4月の緊急事態宣言下においては、採用の見直しや一時凍結が相次ぎました。全体の3~4割ほどの求人が影響を受けたのではないかと思います。
その後、同宣言の解除後は感染者数に関わらず緩やかに回復を続け、2020年末時点では前年同月とほぼ同じ水準まで戻っていました。一時的にはコロナの影響を受けたものの、2021年も大きなトレンドとして、経理や財務に関する分野においては底堅い求人ニーズが発生していくものと思われます。
一方で、求職者の動向は感染者数の影響を大きく受けています。
具体的には「感染者数」と「弊社に寄せられる求職者からの相談件数」は見事に反比例の関係にあります。おそらく雇用に関するネガティブな報道内容などから「あえてこの環境で転職活動をしなくても」という意識が働いているのではないかと思います。
実際は求人が一定数増加しているものの、転職活動をしている求職者が減少しているので、求職者からの視点では競合が少なく、比較的選択肢が多くなるような環境にあります。
転職によい時期ということであれば、感染者数が増えている時こそ他の方が動かないという意味ではよい時期といえます。WEB面接の活用など、感染リスクをできる限り低くしながら転職活動を進めることが可能ですので、転職をお考えの方はぜひ具体的なアクションに移されることをお薦めいたします。