20代
profile 上場企業(メーカー)の経理部で働く29歳の男性。管理会計の仕事をしているが転職するにあたり、自分のレベル感の証明のため管理会計に関する資格を取得すべきか否か悩んでいる。
Q
上場企業(メーカー)の経理部で働く29歳の男性です。仕事としては、原価計算、月次の売上管理、売上集計表の作成、四半期の予算の策定などをやっています。

転職をするにあたり管理会計という仕事でやってきたことの説明の難しさ、自分自身のレベル感を第三者に伝える難しさを感じています。

手っ取り早く、自分の能力を証明するために、管理会計に関わる検定試験を受けるのはどうかと思っています。管理会計に関わる資格や検定を調べると、下記のものがあるようです。

・管理会計検定(日本管理会計教育協会)
・認定管理会計士(日本管理会計教育協会)
・プロフェッショナルCFO資格試験(日本CFO協会)
・ビジネス会計検定試験(大阪商工会議所)
・米国公認管理会計士:USCMA(米国管理会計人協会)

仕事に役立つかどうかという視点はひとまず横に置いて、転職の場面で評価が上がるなど有用なものがあれば教えてください。特に必要がないのであれば、それもあわせて教えてください。
 
A
実際に管理会計や経営企画などの求人をご依頼いただく際に、記載いただいたような資格を求められるケースはほとんどありません。もちろん取得することでプラスに評価をされることはあると思いますが、それよりも認知度の高い簿記検定などの方が評価に繋がりやすいかもしれません。

ただやはり資格よりも経験の方が、評価のウェイトは段違いに高いため、これまでのご経験をしっかりと説明されることが一番大切かと思います。なかなか言語化が難しいということですが、以下のようなポイントに分解して考えてみてはいかがでしょうか。

● 情報を取得・収集する上でのご自身の強み

● データの加工・分析を行う上でのご自身の強み

● 報告・説明を行う上でのご自身の強み

日々情報を得やすくするために各部門とのコミュニケーションを密にしていることや、上司や役員に分かりやすく伝えるためにおこなっている工夫など、面接ではそういったことが伝えられると良いと思います。

もしも面接官がピンと来ていないようであれば、おそらくその企業で求められる管理会計ポジションの要件と、質問者様の強みがフィットしていないのだと思います。あまり気にせず、ご自身の強みを評価してもらえる求人にめぐり会うまで活動を続けることをお薦めいたします。

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