30代
profile サービス業界の企業の経理部で働く男性30歳。社内での経理部の立場の低さから将来を憂いている。
Q
サービス業界の企業の経理部で働く30歳の男性です。この会社の場合、クリエィティブ部門や営業が花形部署で、どうも経理部などのバックオフィスは部門として軽んじられる傾向があります。どうやら彼らは営業やクリエィティブはイケていて、経理は冴えない連中だと見ているようです。

これは、社長やそれ以外の役員(もともと営業部出身の方々が大半)にも同じ傾向があり、経理の役員などはいるものの存在感は薄く、発言や意見が軽んじられる傾向があるようです。

会社全体に根付いている意識を変えるのは難しく、この会社の経理部門で上に昇りつめても、会社経営にインパクトのある仕事ができるような気がしません。転職を考え始めているタイミングにつき教えてほしいのですが、社内の部門ごとの力関係に偏りがある企業を見分けるポイントはあるのでしょうか。
 
A
程度の差はあっても、確かに利益を生み出す営業などフロントの部門に経営陣の耳が傾けられやすいという企業はあると思います。ただ、それは経営陣に経理を軽んずる気持ちがあることに拠るのか、経理が経営陣に対して重要と認識されるようなパフォーマンスを発揮できていないことに拠るのかは一概に言えないと思います。

その上で、ご質問にあるように内情を事前に把握するには、面接で直接確認する以外に方法は無いと思います。経理部門の面接の場では「社内において経理はどのような部門だと見られていますか」という質問で、実際にどう感じながら仕事をしているかがわかると思います。また、役員面接では、「経理部門にはどのようなことを期待されていますか」という質問で、役員の経理部門に対する見方がある程度感じ取れると思います。このようなやり取りを通じて、ある程度社内での
経理の位置づけが見えてくるでしょう。 

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