- 日商簿記 20代
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profile メーカーで営業職に就く25歳、男性。経理職へのキャリアチェンジを考え始めている。
- Q
- 現在、メーカーで営業を担当している25歳の男性です。毎月の売上のノルマに追われて四苦八苦しています。一方で、会社の経理部の人たちはマッタリと働いており、特にノルマのようなものも無いと聞きます。
営業の仕事がそれほど自分に向いているとも思えず、日に日に彼らが羨ましくなり、経理の仕事への転職を考え始めました。簿記2級は学生時代に取得したので、経理の仕事自体は想像がつきますが、わたしのように「ノルマが嫌だから」といった、一見ネガティブにも捉えられる理由で、経理を目指してもよいものでしょうか。
- A
- 営業から経理にキャリアチェンジをする方の中には、少なからず質問者様と似た境遇の方もいらっしゃいます。そもそもの話として、自分に合っている仕事は一人ひとり違います。環境を変えることで前向きに仕事に取り組めるようになるのであれば、きっかけがどのような理由であれ、それは転職の成功だと思います。
ただ、質問者様の状況を少し整理させてください。毎月の売上のノルマというのは毎月の目標と読み替えますが、経理の仕事にも期限がありますし、期限までに一定の成果を出さなくてはならないという点は共通しています。
「ノルマが嫌だから」というのは「毎月決められた目標を達成することが嫌だから」となってしまうと、どんな仕事にも適性が無い人という烙印を押されかねません。そのため、もう少し踏み込んで営業からキャリアチェンジしたい理由を明確にした方がよいと思います。
目標達成できなかった時に罵声を浴びることが耐えられない、会社が求める成果が極端に高いので残業や休日出勤が避けられない、営業先との接待などが苦手で精神的に苦痛、あまり人と話をすることが得意ではない、などです。
内容によっては、もしかしたら経理ではなく、違う企業や商材の営業に転職することで現在の不満を解消できるかもしれませんし、場合によっては、経理へのキャリアチェンジが問題の解決にならないかもしれません。転職を成功させるためにもしっかりとご自身の考えを整理してみてください。