日商簿記 30代
profile 35歳の男性。上場企業の経理部で働いている。経験1社。「海外勤務あり」という条件での転職先を探している。 
Q
海外で働くことを目指している35歳の男性です。現在は、海外に拠点を持つプラント業界の
企業の経理部で働いています。海外で働く夢がありこの企業で働くことを選んだのですが、
わたしにはそのチャンスが巡ってこないだろうという雲行きになってきました。
 
そこで転職を考えているのですが、「必ず」海外赴任をさせてもらえるという条件付きの
転職は可能でしょうか。現在のところ年収面では不満がないので、もし転職をして
海外に行けないとなると、転職の意味がありません。

必ず海外に行かせてもらえるという条件付きの転職は可能なのか、またそういった求人は
常に一定数あるのかどうかを教えてください。
 
A
希望を叶えるために転職をしたはずなのに、それが叶わなくてはとても残念なお気持ちになるかと思います。ただ、全てのケースにおいて「必ず」はありません。

内定を応諾してから入社するまでの1
か月の間に、会社の戦略上海外から撤退するという決定をするかもしれません。退職を予定していた現地法人の方が急遽退職しないという判断をするかもしれません。問題なくコミュニケーションが取れると思って採用されたにもかかわらず、実際は海外赴任が出来るレベルの英語力ではないと判断されるかもしれません。

このように会社の問題、他の社員の問題、自分自身の問題と、色々な原因で予定通りに進まなくなるリスクがあります。そのため、面接などを通じてこのリスクがどの程度なのかを確認し、判断していくのはあくまでも自分自身です。

今後の海外戦略を確認したり、海外赴任者の選出条件を確認したり、納得ができるまでその可能性を測るような質問をしてみてください。また、入社から実際に海外に赴任して欲しいと期待されるまでの時期によってもその確度が変わってきます。

入社と同時に海外に赴任して欲しいという求人であれば海外で仕事ができる可能性は限りなく高いと思います。入社後3カ月は国内で仕事を覚えてもらい、その後海外に赴任して欲しいという求人も余程のことがなければ機会を得られると思います。

1年後に今の赴任者と入れ替わりで海外に行って欲しいとか、だいたい3年程度のローテーションで海外に行っているとか、現在海外企業のM&Aが積極的なのでそのうち機会があるとか、先になればなるほど不確かさは増してきます

この時期をいつごろを想定しているのかも、しっかりと入社前に確認するようにしてみてください。 

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