- 日商簿記 30代
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profile 30歳、女性。経験1社。現在は九州の企業で働いているが、思い切って上京し、東京(横浜エリア)で転職先をみつけたいと考えている。
- Q
- 現在、宮崎県の未上場企業(50人規模)の経理部で働く30歳の女性です。
経歴としては九州の私立大学を卒業後、現在も働く企業に新卒で入社しました。
長い間、東京で働くことに憧れがあり、思い切って上京することを目指し転職活動を
始めようと思っています。
職種などの希望は特になく、「経理の仕事で、東京(もしくは横浜)の高いビルに入っている
企業で勤務ができる」という以外の動機はありません。とはいえ、正直なところ都会で
働くことに、やや気後れしていて転職活動が上手くいくイメージを持てていません。
地方在住者が転職活動をするにあたり、ほかの首都圏在住の転職者と比べて不利に
ならないように注意するポイントがあれば教えてください。
また面接で「なぜ東京で働きたいのか?」と聞かれた場合の答え方も教えてください。
- A
- 志望動機や退職理由など、よく見せようとして思ってもいないことを伝えると、どこかでボロが出ます。その結果、話に一貫性が欠け、結果的に全体の説得力が失われてしまいます。
今回の質問者様の場合は、希望されていることを素直に伝えればよいと思います。
「テレビで見るような東京の高層ビルで仕事をしたいという憧れが以前からあります。地方とは違い洗練されたオフィスや同僚に囲まれ、自分自身も磨いていきたいという気持ちもありますし、立派な会社で仕事をしていると両親を安心させてあげたいと思っています」と伝えればよいのではないでしょうか。
その上で、応募先の企業研究は怠らず、応募企業各社に対しては魅力として感じたことを伝えることが肝要です。
「高層ビルならどこでもよいわけではなく、貴社には○○という点で非常に魅力を感じたから、ぜひ入社したいと思っています」と話せるようにしてください。
また、地方の方が首都圏で転職活動をする上での注意点をあげます。企業側も「書類だけでは分からないから一度面接して判断したい」と思う場合が少なからずあります。ただ、遠方に住んでいる方に対しては、通過可能性が低ければ低いほど気軽に面接に呼ぶことは採用者側としても心理的なハードルとなります。
そのことから、東京の企業においては、地方の方が面接に進む機会が減ってしまう可能性があります。例えば「〇月〇日から〇月〇日までは東京におりますので、柔軟に面接日程の調整が可能です」と伝えられればこのデメリットがなくなります。
短期的な滞在を視野に入れて、エージェントにはその期間中に企業との面接ができるように調整して欲しいと伝えておけばよいと思います。