30代
profile 32歳、男性。上場企業の経理部に勤務。転職は1年後ぐらいを目安に考えており、あせらずによい転職先をみつけたいと考えている。
Q
上場企業の経理部で働く32歳の男性です。1年以内の転職を考えています。
できるだけ、条件のよい求人(年収と企業としての知名度、安定性)を吟味した
上で、なるだけ多くの選択肢の中から選びたいと思っています。

 
そこで質問です。不動産賃貸の業界では2~3月に一番引越しが多く選べる物件数も
多いように、経理の分野でもいつの時期に一番求人数が多いといった傾向はあるの
でしょうか(たとえば、年度末の決算が終わった後など)。経理の求人の数と、経理の
異動の時期との相関関係があるのなら知りたいです。
 
ちなみに今わたしが働いている会社では、営業の異動は4/1付けと10/1付けですが、
経理の異動は法人税の申告が終わったあとのタイミングの6/1付けです。
 
A
あくまでも弊社に寄せられる求人の依頼に関してですが、大きな季節変動は無いというのが正直なところです。ただし、これはあくまでも「求人の数には大きな波が無い」ということになります。実際にはいくつかの小さな波はあるので、転職活動に際してこの話を参考にしていただければと思います。

一般的に3
月決算の企業が多いので、それを前提として説明させていただきます。

まずは本決算にあたるのは4月前後ですが、企業としてはできれば決算から加わって欲しいという希望から、できれば2月、3月には入社して欲しいという期待が少なからずあります。

現職への退職の申し入れや引継ぎを考えると、12月から遅くとも2月には内定を受諾してもらわないと4月入社に間に合わなくなってしまいます。加えて年末年始を挟んで面接の設定数などが大きく落ちることを考えると、いったんは年内に採用を決着させたいと考える企業が多いように感じます。年末にかけては企業の採用意欲が高まるタイミングの一つではないかと思います。

一方、競合となる他の求職者の動きですが、決算の最中は当然転職活動に時間が割けない方が増えます。また、夏や冬のボーナスはもらってから転職をしたいと考える方も一定数いらっしゃるので、ボーナス直前で職を変えるという方も少し減ります。

逆にいえば、このタイミングで応募をすることは、競合の少ないタイミングで活動ができていることを意味します。ただし、本当にわずかな差ですので、タイミングよりもご自身が受けたいと思える企業があれば、時期は気にせずにすぐに応募をすべきだと思います。 

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