30代
profile 38歳、男性。未上場のメーカーに勤務。引きとめの末、会社を辞めることは決まったが、辞める日程が決まらず困っている。 
Q
一般事業会社の経理部で働く38歳の男性です。決算のとりまとめを担当しています。
退職のタイミングについて、教えてください。
 
数カ月まえに発覚した会社の経理面での不祥事がきっかけで、経理部において人が辞めていく
傾向にあり、会社に残った人に更なる負荷がかかっています。
 
平日は23時台の退勤が続いており、わたし自身もこれに耐えられないため転職を考え、なんとか
転職先を見つけ、内定をもらうことができました。
 
現在は10月末で年内中には退職をしたいと考えており、会社を辞めること自体は上司に
了承されたものの、辞める日程が決まりません。「経理部のリーダーとして、3月の決算が
締まる前に辞めるのは無責任だ」と言われていますが、転職が決まった先の企業からは
「3月決算が締まってからというのは有り得ず、なるべく早くに来てほしい」と言われています。

あと半年もこのままの環境に居続けるのは自分自身もきびしいと感じています。 
いままでやってきた責任として、3月決算が締まってからというのも一理あるとは思うのですが、
それまでは体力的に難しいばかりか、せっかく決まった内定も逃してしまいます。どうすれば
よいかのアドバイスをお願いします。
 
A
会社の就業規則内容が分からないため何とも申し上げられませんが、11月、12月と2カ月以上の引継ぎ期間を考慮して退職の申し入れをされていらっしゃるのであれば、無責任と感じる必要はないかと思います。

これまで活躍されていた方が退職するのであれば、残るメンバーに全く迷惑が掛からないといったことはあり得ません。影響を最小限にしようと、少しでも長く残って欲しい、場合によっては転職自体を思い直して欲しいと慰留されるケースも多くあります。

できる限り円満に退職できることが望ましいですが、ご自身の今後の人生を考えた際に、転職先の内定を棒に振ってしまうような結果だけは招かないよう、無理な要望には応えられないことはハッキリと伝えられた方がよいと思います。

必要なのは、「12月31日をもって退職させていただいてもよいですか?」といった言い方ではなく、「12月31日に退職させていただきます。迷惑とならないよう、2か月間最大限の引継ぎをいたします」といった「相談」ではなく「意思表示」のスタンスです。

どうしても上司との話し合いが平行線を辿るようであれば、人事や役員といった方々に働きかけてみてください。 

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