- 20代
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profile 25歳、男性。老舗上場企業の経理部に勤務。原価計算を担当。
- Q
- 上場企業のメーカー経理部で働く3年目の男性です。新卒で1年目から管理会計の部門で
朝から晩まで、原価計算の業務をやっています。つくっている製品の種類が多いこともあり、
パーツや加工の工程、パターンは多く、輸入している材料についても価格に変動があります。
それに伴い原価計算自体の作業量も多くとても大変です。
現在の仕事に飽きてきたこと、業界として斜陽であることを踏まえ、この度、同じ経理の職種で
転職を考えています。業界としては今とはまったく違うIT系企業を考えています。
今いる企業では実際に形のある製品をつくっているので、経理についてはイメージがつきやすいの
ですが、ITなど無形のものを商材としている企業での経理業務については上手くイメージする
ことができません。原価の考え方も全く違うのではないかという気がします。
ざっくりでかまわないので、有形のものをつくっている会社との一番大きな違いについて教えてください。
- A
- 経理の専門家ではないので実務について申し上げることはできませんが、「転職活動を行う上で」という視点で申し上げさせていただきます。
主に原価計算や原価管理などに近い概念を求められる業種は、メーカー、IT、建設が主になります。メーカーが材料費、労務費、経費など複雑な計算になることに比べ、ITや建設は労務費の集計がメインになることが多いため、有形のものを作っているメーカーを経験されている方は他業種には比較的転職しやすいのではないかと思います。
一方、IT系企業と一括りにしても事業内容は千差万別であるため一概には申し上げられませんが、比較的新しいビジネスモデルで成長している企業も多く、そういった場合には会計処理の前例が無い中で、妥当な処理をおこなう必要が出てきます。しっかりとしたベースとなる会計知識を持ち、監査法人や税理士法人、税務署など外部の方とも自社の処理の妥当性について議論ができるような方が求められることが多いといえます。