日商簿記 30代
profile 36歳、男性。大学卒業後、2社目となる企業の経理部に所属。
Q
生命保険会社の経理部で働いている36歳の男性です。4年前に転職でこの会社に
入社してきました。

会社の方針として、社員のローテーションは全員に可能性があります。つまり経理部から
営業部やシステム部、お客様対応の部門への異動もあり得るということです。わたし自身、
性格的に営業などは向かないこともあり、絶対に経理部から動きたくありません。
 
ローテーションの法則についてはわからず、対象となる人の傾向もわかりません。とはいえ、
上の立場の人に「こいつは経理から動かせない」と思わせることが大切かと自分では考えて
います。

この場合、ある程度、労力と時間のかかる経理に関わる資格(税理士など)を取得して
しまうのも一つかと思っています。この方針について、どう思うか教えてください。
 
A
部門異動には色々な意図があると思います。例えば、「① 業務への適正や取組み姿勢などが欠けていると判断されてしまうような場合」があると思います。こういったケースについてはご自身の方針(難関資格の取得)によって、異動の可能性を下げることは可能かと思います。

一方で、「② 将来的に管理職などを期待されているような場合」に、意図的に色々な部門や業務を経験させたいという目的で異動を行う場合があります。この場合、資格の有無などはあまり影響しないと考えられます。
 個人の希望を汲み取って異動に反映するかどうかは企業風土によっても異なりますが、少なくとも直属の上司には「異動を希望していない」という志向は理解しておいてもらうように、日ごろよりコミュニケーションを取っておいた方がよいかと思います。

どうしても異動が避けられない場合であっても、その異動の意図や再度経理部門に戻る予定の有無などを確認した上で、どうしても納得ができない場合は最終的に転職という選択も必要かもしれません。

「異動=
転職」ではなく、日ごろよりコミュニケーションを図り、その異動の意図を把握した上でご判断ください。 

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