- 日商簿記 30代
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profile 30代、女性。中小企業にて、現在は正社員として勤務。現在は管理部にて、経理の仕事をすべてこなす。
- Q
- 50人規模の企業で、一人経理として働いています。銀行振り込みなどの入出金業務や、
細々とした小口現金管理などの資金管理から、売掛金や買掛金の管理、決算業務までを
一人で行っていることになります。
最終チェックは社長が行っていますが、なにか間違いがあった場合、わたしの全責任に
なるのではと不安でなりません。
経理業務ではよく、ダブルチェックの重要性といった話があがりますが、社長においては簿記や
細かい経理業務がわかっているわけではないので、その役割を担ってもらうのは難しい気が
しています。
かといって会社として、経理の人員を増やしてもらうことも難しいと思います。この場合は、
どのようなことに注意して業務を進めればよいのでしょうか。
- A
- 重責を担っていらっしゃる中での不安なお気持ちお察しいたします。中小企業といわれる多くの企業で、同様の不安を抱えながら1人で実務を担っている方が多いのも実態ではないかと思います。
経理の人員を増やすことはかなわなくても、顧問税理士との契約をして月次でチェックをしてもらうことで誤った処理については大部分が防げるのではないかと思います。
一方で、資金がショートしてしまうような事態を避けるための資金繰り管理などは、日々の業務の中でチェックを行う必要があると思います。経理処理の全てではなくとも、資金繰りに関連するような金額や日付については、営業部門の責任者や社長に相談して、チェックを行ってもらう体制が組めればよいのではないかと思います。
週一回や月末月初のみなどで経験豊富な派遣の方に来てもらってチェックをするなども有効ではないかと思います。現在は発生していないコストが掛かるような手段については、ご心配の内容をしっかり社長に伝えた上で、理解を得られるように相談してみてはいかがでしょうか。