はじめに
書店に行くと、決算書に関する本がたくさん売られています。「決算書の読み方」とか「○○年度版 決算書の分析」などといったタイトルの本です。仕事で決算書を読めるようにならなきゃいけなくなったから、こういった本を買おう!と思った方も多いと思います。
でも、ちょっと待ってください。
そもそも決算書とはどういうものなのか、どういった種類があるのか、誰が作成して、どこに提出して、誰がどのように利用するのか、どうやって入手すればいいのか、どうすれば読んだり書いたりすることができるようになるのか、ということをご存知でしょうか?
これまで仕事や勉強で決算書に接する機会のあった方は、決算書というものがイメージできるでしょうから、最初から自身の目的(読めるようになりたい、書けるようになりたいなど)に従って、必要な知識を入手できる書籍などを購入して学んでいけばよいと思います。
ですが、多くの方にとって決算書は、そこまで馴染みのあるものではないと思います。そのような方は、本格的に決算書を読んだり、書いたりする前に、決算書そのものについて知ることが大切だと思います。そこで、この記事では「決算書そのもの」について、これから説明をしていきたいと思います。
これを読むことによって、決算書を本格的に学ぶにあたっての予備知識を得ることができます。決算書について予備知識を持っているのと、持っていないのとでは、これから先の決算書の勉強の理解度合いが格段に違ってきます。
急がば回れで、まずは決算書そのものについて学んで、今後に役立てて下さい。