- 30代
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profile 会計事務所に転職して4カ月目の32歳の男性。面接で聞いていたよりも大幅に残業が多く、税理士試験の勉強をする時間がなく困り、その対処方法を知りたがっている。
- Q
- 【面接の時に聞いていた残業時間と実際が全然違う。対処法は?】
会計事務所に転職して4カ月目の32歳の男性です。面接の時には、「繁忙期でも残業は月20時間程度」と聞いていましたが、実態としては月50時間台が平均で、60時間を超える月もありました。
このように面接の時に聞いていたことと実際の労働環境が違うというのは、よくあることなのでしょうか。
所長は、所員が辞めて人数が減っているので、残業が増えてしまうのも致し方ないと言い訳をします。面接での言葉を信じて入社したのにこのような状況であると、事務所側に何かしらのペナルティを課したい気持ちもあります。こういったケースは、労働基準監督署に相談をして、何か改善したりするのでしょうか。
このままですと、税理士試験の勉強をする時間がないので、再度の転職も考えています。どうするのが最善か教えてください。
- A
- せっかく転職をしたのに、大変残念な結果となってしまいましたね。結論から申し上げますと再度、転職することをおすすめいたします。なぜなら現状、人手が足りていないことは確実なため、それを改善してもらうまでに大変時間がかかると思うからです。
しかし再度、転職をするのは不安な面も大きいと思います。今の会計事務所で人手が減ってしまった理由は不明ですが、転職理由については正直に「残業時間が実態と大幅に違っていたため、試験勉強をする時間がない」と話し、理解を求めるのがいいでしょう。
また、そのような会計事務所を見極めるコツですが、正直、小さな会計事務所では実際に働いてみないとわからない部分も多いです。
可能であれば、採用前に所長以外の職員と話す機会を設けてもらい、実際の業務内容・残業時間について話しを聞くこと。面接時に、他にも試験勉強中の方がいるか、具体的にはどのような感じで勤務しているかなどを聞くこと、などやれることもあると思います。