20代
profile 中小企業の経理部で働く28歳の男性です。ある企業の面接を受けたところ、面接後に先方から「準備しすぎである」とのコメントをもらってしまった。ほどよい準備というのは、どの程度が適正なのか知りたがっている。
Q
中小企業の経理部で働く28歳の男性です。この度、エージェント経由で転職活動をしており、ある企業の面接を受けました。面接後に先方から「準備しすぎである」とのコメントをもらいました。

わたし自身は、準備しすぎるのに越したことはないと思っていたので、想定の質問を考え、話すべきことを整理し準備していたので、たしかに面接時にはスラスラ話すことができました。それがかえってソツが無さすぎる(レコーダーの様)とうつったようで、素の能力を判別できないと捉えられてしまったようです。

ほどよい準備というのは、どの程度が適正なのでしょうか。

 
A
準備することは何も問題ではありません。むしろ企業側に「準備してきた回答だな」と感じさせ、「素の能力が見えない」と思わせてしまったことが、あまりよくなかったのではないでしょうか。

志望動機、退職理由などが転職マニュアルに書かれているような答えであると感じさせてしまうのには理由があります。

その人の経験や言葉を省き、きれいにまとめすぎてしまうからです。誰でも言えるようなことを言うのでは、採用担当者もあなたの人柄を判断できません。

そして話すことが苦手な人にありがちなのですが、用意した原稿を丸暗記して面接に臨むという対策です。それをすると誰かの用意した台本をそのまま伝えているように相手には感じられ、あまり印象もよくないと思います。

話すことが苦手というのも個性です。もし面接で緊張してしまい、上手く話せないというご相談を受けた場合は、エージェントとして以下のようなアドバイスをしています。

例えば「今の職場では上司が難しい仕事を任せてくれない。税務申告、決算などの業務も今後はできるようになっていきたいと考えているので、よりキャリアアップを目指して転職したいと思っている」という場合、それを文章として丸暗記して覚えるのではなく、話すテーマを決めておくという方法をお伝えしています。

1.今の仕事内容2.難しい業務にも挑戦したいが任せてもらえない3.転職したらこういう業務がやりたい

これを決めておけば伝えたいことを話忘れるということもないですし、当日、どのような話し方でどんな言葉をチョイスするかは自分の判断で臨機応変に対応できますので、台本のような感じを与えることもないと思います。エージェントは面接の準備や練習などもお手伝いいたしますので、あなたに合う企業を一緒に探しましょう。 

経理の求人 »

経理の転職 »