- 30代
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profile 社員10人の税理士法人で働いている34歳の税理士の男性。社員税理士にならないか所長に誘われているが、その場合に問われる「無限責任」のところで悩んでいる。
- Q
- 税理士科目5科目取得済みで、現在は社員10人の税理士法人で働いている34歳の男性です。
この事務所で働き始めて今年で6年目、ようやく税理士になったところで所長から社員にならないかと誘われています。
社員になった場合、考えなくてはならない「無限責任」に関して悩んでいます。いまの事務所でその立場になるのは荷が重いということ、また将来的に独立をしようと考えていたこともあり、これまで世話になった手前、いったん社員になってしまった場合、そこから抜けるのは容易ではないなとも考えています。
とはいえ、もう2、3年は事務所で経験を積みたいとも考えていました。
今の事務所で社員税理士になりしばらくしてから独立をするのか、同じような規模の事務所に所属税理士として転職をするのか、はたまた今の段階で独立をしてしまうのか悩んでいます。ほかの方の例も踏まえてアドバイスをいただけたら、ありがたいです。
- A
- 現在の事務所で社員になるかどうか悩んでいらっしゃるのですね。その場合、社員になると言っても、事務所内での位置付けが重要になってくるかと思います。
今回の昇格が所長の後継者としての任命だった場合、一度引き受けてしまうと辞めるということも難しいでしょうし、気持ち的にも負担になるかと思います。そうではなく、税理士試験に合格したので、よりモチベーションをあげるためにポジションをあげてあげようという配慮であれば、あまり難しく考えず引き受けてもよいかもしれません。
ご質問者様の事務所の場合、すでに社員の方が何名もいらっしゃるようなので、今回は後者の可能性が高いのではないでしょうか。
いずれ独立を考えているとのことですが、社員になってから独立する方も多数いらっしゃいますので、そこは問題にならないと思います。いずれにせよ所長に今回の件の真意を確認することが重要です。
また社員になることで責任が重くなりますが、独立した場合は全ての責任を自分で負うことになります。税理士としてすべての仕事に責任を持つという心構えは変わらないと思いますので、あまりネガティブにとらえず、ステップアップとして受け止めてもいいのではないでしょうか。