30代
profile 中小企業の経理部で働く35歳の女性。志望動機を考えるにあたり、「その会社の商品(サービス)が好き」以外に何か志望動機を膨らませたり、深堀りしたりするためのヒントを知りたがっている。 
Q
中小企業の経理部で働く35歳の女性です。転職活動をしており、この度、興味のある企業(化粧品会社)の求人をみつけましたので、志望動機の作り方に関する質問をさせてください。

単に「その会社の商品(サービス)が好き」というのは、面接で話す志望動機としては弱いのでしょうか。「今までの経理スキルが御社で活かせそう」という回答も考えられますが、これは志望動機とも少し違うのかなと思っています。

経理で転職を考えている他の方もそうかもしれませんが、いくつかのNGな業界以外は幅広く探そうと考えています。

志望動機を膨らませたり、深堀りしたりするためのヒントがあれば教えてください。
A
志望動機とは、恋愛で言えば「あなたのどこが好きになったのか」と同じような、とても重要な質問です。

ここで「優しそうだったから」「顔が好みだったから」などの誰にでも言えるようなことではなく、「あの時にあなたがかけてくれた言葉がうれしくて、とても優しい人だと思ったから」と答えることが相手への理解度を示しているとすれば、どれだけ大切か分かっていたただけると思います。


まずそこの商品が好きという気持ちがあるのであれば、会社のホームページや資料などを細かく調べ、そのうえで自分がその商品のどこをいいと思ったのか、正直に、具体的に述べられるようにしましょう。商品でなくとも、会社の理念や想い、経営姿勢など、本心からいいと思える部分を探して理由を見つけることです。そうすることで、ありきたりなものではなく、説得力のある志望動機を述べることができるようになると思います。

さらには、その企業がどういった人材を求めているかを考え、自分の仕事への姿勢や方向性が企業と同じであることを示すことができれば、面接官を共感、納得させることができるのではないでしょうか。

また経理関係の転職の場合、その会社の財務諸表について面接でコメントを求められることもあるかと思います。これは企業側としてはあくまで「経理として、うちの会社についてどこまで調べてくれたのかな」という確認の意味での質問です。

ここで専門的な意見を言わなくてはと焦る必要はなく、どの程度、本気で入社したいと思ってくれているかを測っていると考えて問題ないでしょう。多少、経験値などが求める水準に達していなくとも、ポジティブに考え熱量をもって仕事をしてくれる人と、企業側も一緒に仕事をしたいと判断すると思います。

ジャスネットが提案する「志望動機の作り方」は必見。下記は「会計士の」となっていますが、一般の経理の方にも参考になる内容となっています。

『マンガでわかる 会計士の転職~面接対策~』 

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