- 30代
-
profile 会計事務所で働く32歳の男性。一次面接において、「次回の面接時に将来のキャリアパスを具体的に示してほしい」と言われたのだが、どのくらいのレベル感の話をすればよいのか思案している。
- Q
- 会計事務所で働く32歳の男性です。税理士資格はなく、科目合格1科目(簿記論)のみです。ある会計事務所の面接に臨んだところ、「次回の面接の際に、自身の成長のロードマップ(5年後と10年後)を示せ」と言われました。過去に何社か面接は受けたことがありますが、このようなことを言われたことはないので面食らっています。
どうにも漠然としていて、なにを書いてよいのやらわかりません。わたしの場合は、業務においては〇社担当し、△年後には税理士科目の何を取るなど、そのくらいしか書きようがないかなという気がしています。ゆくゆく税理士になれたとしても、独立するとかそういったところまでは現在のところ考えていません。
どういったことを軸に書けばよいかご教示ください。
- A
- 採用する側にもある程度欲しい人材のイメージがあります。会計事務所においてよくあるケースは、下記のようになります。
・比較的短期間のうちに税理士登録できるような人材になり、複雑な相談が寄せられるクライアントを数社担当して欲しい
・メインで担当する税理士の補助をして欲しいので、成長志向の高い人よりもサポートに徹してもらえる人に来て欲しい
・受験生が多くいて試験前には戦力が大きくダウンしてしまうので、あまり税理士資格取得にこだわらない人に来て欲しい
・せっかく育成しても5科目揃った段階で独立しようとしている人だとあらためて採用しないといけないので独立願望が強くない人、せめて50代、60代になってから独立できたらよいぐらいのスタンスの人に来て欲しい。
・ある程度経験ができたら今度は相続を経験できる事務所、他にも上場企業を担当できる事務所など、自身のスキルアップのために転職を視野に入れているようだと長期勤続が期待できないので避けたい。
以上が、よくあるパターンになります。おそらく事務所として採用する人のミスマッチを避けたいという意図で聞かれていると思いますので、資格取得に向けたことや独立についての願望など、今現時点でのお気持ちを率直に伝えればよいかと思います。