税理士試験科目合格 30代
profile 30歳、税理士資格を保有する女性。ワークライフバランスがとれ、ほどほどに働ける税理士事務所を探している。 
Q
街の小さな税理士事務所で働く30歳の女性です。実務経験は4年、官報合格していますが税理士登録はしていません。事情により転職を考えており、質問があります。

同じような規模の税理士事務所(所長以下10名以下)に何社か面接に行きましたが、どこでも即戦力として期待され、二つ返事ですぐに来てほしいと言われます。

わたしとしてはバリバリ働くつもりはなく、ほどほどでいいのです。巡回監査などもせず、仕訳の入力や申告書の作成など、所長先生のサポートにまわる仕事がしたいです。

「それならパートで働けば」という意見もあるかもしれませんが、せっかく税理士試験で勉強した知識を活かしたいという気持ちもあります。

名前の通った中堅以上の税理士法人はかなり忙しいと聞きますので、遅くまで残業をするのが嫌な自分には合わないなと感じます。「有資格者の女性がほどほどに働く」のに適した税理士事務所などは、世の中にあるのでしょうか。
A
結論から申しあげると希望に合うような求人は多数あると思います。その前にまずは質問者様のご希望を整理する必要があると思います。

ご質問の中にあるヒントは、下記の通りかと思います。
・巡回監査は希望しない・仕訳の入力や申告書の作成などがしたい・パートで働くことは希望しない・税理士試験で勉強した知識を活かしたい・遅くまで残業をしたくない

巡回は希望しないということであればクライアントを持たずに、実際にクライアントを持って業務をしている方(ご質問では所長先生となっていますが、所長に限らずという意味でお話しします)のサポートをする立場で、内勤業務を希望するということかと思います。

事務所規模というよりも、クライアントの規模感によって業務の内容が変わってくると思いますが、一般的には中小零細クライアントについては記帳代行を中心としたような業務が内勤の方のメイン業務になることが多いと思います。一概には言えませんが、税理士試験で勉強した知識を活かしたいとすれば、「一定以上の規模のクライアントを持っていたり、税務上特殊な論点が発生するようなケースを扱っていたりする事務所で内勤業務を行う」選択がよいのではないかと思います。

自然と個人事務所よりも中堅以上の事務所が対象になってくると思いますが、こういった事務所が一律で忙しいわけではなく、在宅や時短の方など、個人の働き方を尊重するような方針の事務所も多く見受けられるようになっています。

なかなか外から見ていても風土や所長の価値観を知ることは難しいため、こういった風土を重視した転職をされる場合は、エージェントを通じてしっかりと内情を把握しながら転職活動を進めることでミスマッチのリスクを減らすことができると思います。ぜひお気軽にご相談ください。
 

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