税理士試験科目合格 30代
profile 30歳、男性。税理士試験科目を2つ取得したことから、税理士事務所への転職を考えている。 
Q
先日、将来税理士になるにあたって、「オールマイティの中堅税理士法人」もしくは
中小企業の法人税まわりや個人の相続を中心に行う街の税理士事務所」の
どちらがよいかという質問をした30
歳の一般事業会社の経理部で働く男性です

リンク)。

ご回答を踏まえ、考えました。自分自身の周りで相続に関する話が増えていることも
あり、この分野に興味を持ち自分の専門にしようと考え始めました。


ただ、すでに街中にはかなりの数の税理士事務所があり、相続を専門に取り扱う
中堅規模の事務所も増えているという印象です。

相続税の業務はかなり多くの事務所でやっており、すでに市場としては飽和状態に
ある気もしますが、そのあたりはどうお考えでしょうか。将来的に仕事が取れないことに
なるのではないかと心配しています。

A
独立後にこうすれば上手くいく、という指南ができるわけではないのですが、お感じになられているように相続関連の業務を受注したいと考える事務所は数多くあると思います。

質問者様にはそういった事務所が、それぞれどのような手法で業務を受注しているのかを気にして見ていただきたいと思います。例えばインターネットで、「相続 税理士 相談」と検索をかければ、さまざまな事務所が集客にあの手この手の策を練っていることがわかるでしょう。

また、不動産会社、保険会社、信託会社、弁護士、司法書士などは、業務上、相続案件と密接に関係していますので、こういった企業や専門家と協業することによって業務を受注している事務所もあります。セミナーを開催しているケースも多く見受けられます。

自分がその営業力のノウハウを学びたいと思えるような事務所で、数年間経験を積むことこそが、今すぐに独立をせずに事務所へ転職することの意義ではないかと思います。
 

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