- 税理士試験科目合格 30代
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profile 33歳の男性。大学卒業後、1つの税理士事務所に勤務。この度、税理士試験5科目に合格を果たす。
- Q
- 33歳の男性です。大学卒業後、5名規模(税理士2名)の税理士事務所で働きながら試験勉強を続け、
ようやく5科目に合格することができました。
現在の所長とあまり折り合いがよくないので、これを機に転職を考えています。転職先として検討するのは、
同じ規模の税理士事務所がよいでしょうか。個人的には大手の税理士法人に挑戦したい気持ちもありますが、
わたしのようなキャリアのものが転職は可能でしょうか。
いままでは中小企業の法人税を中心にやってきましたが、クライアントの規模が変わると業務量や業務内容は
どのように変わるかを参考までにお教えください。ちなみに相続税などをやることは考えていません。
- A
- 5科目合格おめでとうございます。ご存知かと思いますが、税理士事務所(税理士法人)については組織自体の規模というよりも、クライアントの規模と、どのような領域に強みを持っているかで仕事の内容が大きく変わります。
一般的に中小規模の税理士事務所であれば、中小企業に対して記帳代行を含めて申告書の作成までを行うことが多いのではないかと思います。
大手の税理士法人の中には、通常の法人業務のほかに移転価格、M&A・組織再編、金融、承継などのサービス分野別の組織が設けられています。大手ではなく中堅の税理士法人でもM&Aなどに強みを持った運営をされている法人もあるので、大手に入社しないとできないことばかりとも、一概にはいえません。
マネージャーやパートナーを目指す上では大手よりも昇格のスピードが速いこともあるので、志向性によっては大手よりも中堅の法人をお薦めすることもあります。
結論から申し上げますと、大手も含めて内定が出る可能性は十分ありますが、一番大事なのは「ご自身が将来どのような税理士としてのキャリアを目指しているのか」になってきます。よって、その内容によってお薦めする先は違ってきます。業務量や業務内容もその選択によって大きく変わってくると思いますので、より詳しいお話についてはエージェントとの面談でご相談ください。