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予算策定作業の仕事内容

どんなお仕事なの?

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皆さんの中にはお正月や誕生日などに一年間の目標を立てる方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
会社でも多くの場合、同じように年度の初めに一年間の目標を立てます。

私たちが個人で目標を立てるとき、例えば「ダイエットをする」という目標であれば、「モデルのような体型を目指す!」というようにやや抽象的な内容のこともあれば、「○月までに△㎏痩せる!」といったより具体的な目標であることもあります。

会社が目標を立てる場合、「業界トップの会社になる!」といった大きい目標も立てますが、同時にその大きな目標を実現するために「売上高○○億円」「営業利益△億円」というような具体的な数字の目標も必ず立てます。このような数字による具体的な目標のことを「予算」といいます。

予算策定作業のお仕事では、経営者の意思や各部署の要望などを踏まえて主に売上高や費用、利益などの「予算」を中心に策定します。
策定方法としては、経営者が定めた目標を元にそれを各部署へ配分していく「トップダウン方式」と、各部署の社員一人ひとりの目標を積み上げていく「ボトムダウン方式」がありますが、実際にはその両者を組み合わせて調整していく「折衷方式」をとることが多くなっています。

どんなスキルが必要?

前述の「折衷方式」を採用している場合、何と言っても社内の調整が重要になります。
そのため予算策定作業の担当者には、日頃から社内のあらゆる部署との関係を円滑に保つためのコミュニケーション能力と共に、社内に軋轢を生まないようにするバランス感覚が求められます。

また、知識としてはいわゆる「管理会計」に関するものが必要になります。
日商簿記2級の工業簿記で「管理会計」のベースとなる内容を学びますので、その知識などを生かすことができるでしょう。

仕事のやりがい、厳しさなどは?

「予算」は会社の目標であると同時に、会社の成長の原動力ともなるものです。
到底達成できないような高すぎる「予算」であれば社員のモチベーションは下がってしまいますし、逆に簡単に達成できてしまう「予算」では会社の成長は見込めません。

予算策定作業のお仕事は、実現可能でかつ会社を最大限成長させるギリギリのラインの「予算」を作っていく大変難しいものではありますが、その「予算」が達成されて会社が大きく成長した時の喜びもまたひとしおです。
さらに経営者と社員の橋渡し役ともいえるお仕事ですので、社内の信頼を集めて地位を高めていくには絶好のポジションでもあります。

次のステップは?

予算策定作業はあくまで一年間の目標を定めることが主ですが、さらにそのベースとなる3年~10年位の目標である「中長期計画」の策定業務が次のステップとして相応しいでしょう。
年間予算の策定以上により広いマネジメントの視点が求められる業務ですので、会社の成長に寄与するという点ではこれ以上ない仕事のひとつであるといえます。