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各種税務申告の仕事内容

どんなお仕事なの?

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私たちは日々の生活の中で様々な税金を支払っています。
例えば買い物をすればほとんどの場合消費税がかかっていますし、お酒には酒税、たばこにはたばこ税、ガソリンには揮発油税という税金が課せられています。

またサラリーマンの方であれば、毎月のお給料からは所得税と住民税が差し引かれています。
この他にも自動車税や固定資産税などの税金を支払うことがありますが、このように私たちが個人で支払う税金のほとんどは自分では税金の計算をせずに、国・地方自治体やお店・会社などから言われるままに支払っていると思います。

そしてもちろん会社にも色々な税金が課せられています。
その中には個人に課せられる税金と同じようにやはり国や地方自治体などから命じられた金額をそのまま支払う税金もあるのですが、メインとなる税金については会社で自ら計算しその金額を税務署などに申告して支払う、という方法をとっています。
このことを「申告納税制度」といい、会社で支払う税金の中でも主に以下の税金がこれに属します。

・法人税
・法人住民税
・法人事業税
・消費税

各種税務申告のお仕事では、主に上記の税金の税額計算や申告書・添付書類の作成などを行います。
申告書は毎年の決算時に税務署などから送付されてきますので、それを用いて作成します。
また、申告書の添付書類としては決算報告書(貸借対照表、損益計算書など)のほか、勘定科目内訳明細書や事業概況書などの作成があります。

どんなスキルが必要?

このお仕事は税理士が直接行うことも多い業務ですので、高度な専門知識と実務経験が求められます。
資格としては税理士試験の税法科目、特に「法人税法」や「消費税法」の知識が必要です。
実務経験では、多くの会社の税務申告に携わることの出来る税理士法人や税理士事務所・会計事務所での経験を活かすことが出来るでしょう。

仕事のやりがい、厳しさなどは?

世の中には様々なビジネスがありますが、時代の流れと共にその中身は移り変わっていき、それに伴って仕事・職業にも栄枯盛衰があります。そんな中、税金は人類の文明の初期から現在に至るまで存在し続けており、そしておそらく人類の歴史が続く限り決してなくならないものと考えられます。

各種税務申告のお仕事は、それを担当出来るようになるまでに多くの知識や経験が求められることになりますが、一度身につければそれは一生ものになります。
税金計算にミスがあれば追徴課税や社会的信用の喪失など会社にダメージを与えることにもなりかねず責任重大ですが、社会的意義の大きい仕事であると言えます。

次のステップは?

さらなる税務のスペシャリストを目指していきましょう。
例えば現代のグローバル経済の中では会社も様々な国際展開をしていくことが考えられますので、その際に不可欠な国際税務や移転価格税制の知識や経験を深めていくことなどが考えられます。