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子・関連会社連結情報収集の仕事内容

どんなお仕事なの?

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「誰もが知っているような有名な会社をあげて下さい」という質問に対して、皆さんはどのような会社を思い浮かべますか?

世界的にも有名な自動車メーカーや街中でよく見かける銀行、はたまたいつも行っている飲食チェーンやコンビニなど様々だと思いますが、これらの会社のほとんど全てが1社だけでは活動しておらず、多くの子会社・関連会社を持って一つのグループを形成し幅広いビジネスを展開しています。

このようなグループを「企業グループ」といい、その「企業グループ」全体の業績をそのグループのトップである「親会社」が取りまとめる作業を「連結決算」と呼びます。
子・関連会社連結情報収集のお仕事はこの「連結決算」の重要な業務の一つになります。
具体的には、連結の対象となる子会社・関連会社の経理部門や経理担当者と連携を取って、以下のような業務を行います。

・作業内容・スケジュール等の連絡
・連結パッケージ(連結決算に必要なデータ収集用の資料)の準備・送付
・連結パッケージの回収・確認

どんなスキルが必要?

実務経験がないとなかなか難しいレベルの業務ですが、資格としては日商簿記1級や公認会計士の学習範囲で比較的詳しく「連結決算」の会計処理について学びますので、その知識は活かすことが出来るでしょう。

またより重要なのが連結対象となる子会社・関連会社の担当者と信頼関係を築いていくことです。
同じグループとは言ってもそれぞれの会社の規模や社風は様々ですので、日頃から良い関係を構築していくためには高いコミュニケーション能力が求められます。

仕事のやりがい、厳しさなどは?

「連結決算」を行う企業の中には、大きな「企業グループ」を構成するグローバル・カンパニーも少なくありません。またそこまで大規模なグループでなくても、グループ全体で見れば多くの取引先を持つ場合がほとんどですので、「連結決算」によって開示される「企業グループ」の業績はかなり大きな影響力を持ちます。

ですので、この子・関連会社連結情報収集のお仕事についてもその責任は決して小さくありませんが、同時にそれは自分の会社やグループのためだけでなく、もっと広く社会にも貢献できる仕事であると言えるでしょう。

次のステップは?

「連結決算」の業務のゴールである「連結財務諸表」作成のお仕事が次のステップとして相応しいと考えられます。また「連結決算」の前段階であるそれぞれの会社単体での決算処理をまだ担当していない方であれば、「連結財務諸表」作成を担当する前に単体決算業務(個別財務諸表の作成など)に携わるのも良いでしょう。