試用期間終了後の実質解雇から一転、税理士法人就職で環境も大幅に改善
K.Sさん20代男性
転職前
- 勤務先税理士事務所
- 職 種経理(月次決算業務等)
- 年 収250万円
転職後
- 勤務先税理士法人
- 職 種税務(申告書の作成等)
- 年 収260万円
22歳の男性、K.Sさんは、新卒で税理士事務所に入所しました。
もともと、大学在学中からアルバイトとして働いていた事務所に、そのまま新卒扱いで採用されました。
個人の税理士事務所のため、規模は数名程度。税理士の先生の意向次第でなんでも決まってしまう環境でした。
そんな中、K.Sさんはせっかく正社員になったにもかかわらず、なんと3カ月の試用期間終了後、退職に追い込まれてしまいました。
形式上はご本人からの依願退職ですが、実際には一方的な解雇。K.Sさんの勤務態度が悪かったわけではありませんでした。
S.Kさんが弊社にお越しになったのは6月の半ば。解雇直後で自信を無くした状態で相談に来られました。
K.Sさんは3カ月で事務所を辞めざるを得ない状況に陥ってしまったショックが大きく、気持ちが落ち込んだ状態でした。
まずはじっくりと話を聞くところから始めました。
税理士の業界で活躍したいのかを確認したところ、「税務が好き」で「今後もやっていきたい」との想いを聞くことができました。
税理士事務所での経験から業界の事情はひと通り理解していたようですが、社会人経験としては3カ月と短いため、改めて業界のことをお伝えし、将来どんな税理士になりたいかについてイメージを固めてもらい、それを自己PRにつなげていくことにしました。
とくに気を使ったのは、ネガティブになっている思考を前向きにすることでした。
そのためK.Sさんの現状をよく理解し、よい部分を引き出すことに努め、沈みがちな気持ちを盛り上げながら面接対策を進めました。
K.Sさんは日商簿記検定2級を取得しているということもあり、業務上懇意にしていただいている税理士法人に推薦しました。
それに当たって、税理士法人にはK.Sさんが勤めていた税理士事務所を3カ月で辞めなくてはならなかった理由についても隠さず伝え、その上で、K.Sさんが業界で仕事を続けたいという強い意志を持っていることをアピールしました。
結局ブランクが生じることなく、7月初旬からの勤務が決まりました。
転職後の業務内容は、記帳代行や給与計算、税務申告書の作成など。
年収は250万円から260万円と、ほぼ変わりませんが、前職では自己負担だった社会保険が完備され、待遇面は大きく改善されました。
また、前職は4人の事務所でしたが、今回は60名規模の法人のため同年代の仲間もでき、K.Sさんにとって満足のいく転職になりました。
大学卒業後、商社系の旅行会社に入社し、商社の旅行の手配や新店舗の立ち上げに従事。その後、大手の資格系の学校で、資格やその勉強で得た知識を活かした就職や転職支援業務に携わる。会計や監査法人業界に詳しく、多くの会計事務所や税理士法人との太いパイプを構築してきた。信頼関係を築くことからコンサルティングを開始し、その人の志向性や素養に合致したさまざまな提案を行うのが信条。趣味は鉄道旅行。
K.Bさん 30代
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T.Tさん 40代以上
男性 経理
O.Mさん 40代以上
女性 経理
N.Oさん 40代以上
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T.Yさん 30代
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H.Yさん 30代
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