病院での経理職から一般事業会社への転職に成功
A.Aさん20代男性
転職前
- 勤務先総合病院
- 職 種経理
- 年 収340万円
転職後
- 勤務先飲食業
- 職 種経理
- 年 収370万円
Aさんは総合病院で経理業務に携わっていました。病院の経理は一般事業会社とは異なる部分が多く、「このままこの職場で働き続けると、経理職として応用の利かない人材になってしまうのではないか」という不安がAさんにはありました。また残業時間が多いにもかかわらず、十分な手当が出ないことにも不満を抱いていました。そこでスキルアップと労働環境の改善のために、事業会社への転職を目指して当社にご登録されました。
Aさんのウイークポイントは、20代後半という年齢の割に転職回数が多いことでした。またこれまで勤めた4カ所のうち、最初の2社は経理とは関係のない業務に従事しており、経理の職務経験が浅く、Aさんご自身も厳しい転職活動になることを自覚していました。転職先への希望は、一般事業会社であれば業界や企業規模にはこだわらないとのことでした。
Aさんに紹介したのは、IPOを目指している飲食系の会社です。同社では、日常的な経理業務に取り組める人材を求めており、本人の希望によっては、経験を積みながらいずれは決算業務に携わってもらうことも考えているとのことでした。一歩ずつ階段を上りながら経理スキルを伸ばしたいAさんにはぴったりの案件でした。
書類審査を通過した後、Aさんが心配したのは、面接の場で転職回数の多さを指摘されたときに、どのように対応するかということでした。そこで私はAさんから過去の転職事情について伺いながら、転職理由のストーリーを一緒につくっていくことにしました。具体的には、「最初の職場には営業職として就職したが、やがて経理への関心が高まっていった。そこでこの思いを実現すべく、三つ目の職場では人事・経理・会計業務補助、四つ目の職場では病院経理というように徐々にステップを踏んで、今度は一般事業会社で経理経験を積みたいと思っている」といったストーリーを伝えることにしたのです。 こうした一貫したストーリーがあると、転職回数はステップアップの回数として映ります。
面接本番では、会社側とAさんの了解を得て、私も同席することにしました。私はAさんのことも、会社側の採用担当者のことも知っています。そこで両者を取り持つことで、場の雰囲気を少しでも和らげたいという思いがありました。
また福利厚生や残業時間については、ご本人の口からは聞きづらいものです。そこで私が、まるで自分が興味があるかのように質問しました。特に残業時間はAさんにとって最大の関心事の一つ。先方の経理部長から、「忙しいときは残業もやむを得ないが、そうでないときは無駄な残業は極力なくすように心掛けている」という言葉を聞くことができ、Aさんも安心した様子でした。
事前に転職理由のストーリーをつくるなど対策を練ったこともあり、Aさんは面接をハキハキとした受け答えで終えることができました。そのため先方もAさんに好感を抱き、無事内定を得ることができました。この新しい職場で、Aさんが経理スキルを大いに伸ばしてくれることを期待しています。
都市銀行、会計系のソフトウェア会社営業職を経て当社に転職。日商簿記検定1級の資格を持ち、かつては公認会計士の資格取得を目指していた時期もある。経理や会計に関する専門知識を持ったエージェントとして、企業側、登録者側の双方が満足する、より良いマッチングの実現を目指している。
K.Bさん 30代
男性 経理
T.Tさん 40代以上
男性 経理
O.Mさん 40代以上
女性 経理
N.Oさん 40代以上
男性 経理
T.Yさん 30代
男性 経理
S.Nさん 20代
女性 経理
H.Yさん 30代
男性 経理
C.Jさん 20代
男性 経理