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コンサルタント 20代の転職成功事例

経理未経験者を一から育てる税理士法人へ入所

I.Dさん 20代 男性のイメージ

I.Dさん20代男性

転職前
  • 勤務先――
  • 職 種――
  • 年 収――
転職後
  • 勤務先税理士法人
  • 職 種税務スタッフ
  • 年 収280万円

POINT転職成功のポイント

  • 9月に大学を卒業し、新卒として就職活動をスタート
  • エージェントはまず会計業界の知識やキャリアパスをご説明
  • 応募書類や面接の対策もしっかり行い、先方にやる気をアピール

卒論にこだわって9月に大学を卒業、経理職を想定して弊社へ

今回ご紹介するのは大学を卒業したばかりのDさん。卒論の精確さにこだわって提出を延期したため、9月に卒業を迎えました。知人に公認会計士がいたことから会計業界に関心を持ち、卒業前に日商簿記2級を取得。経理職を目指して就職活動を始めたものの、新卒で応募できる経理の募集がなく、弊社にご登録くださいました。

担当エージェントがDさんと面談した時点では、会計・経理の仕事に就きたいという思いはあるものの、具体的なビジョンはお持ちではなく、そもそも会計業界のことについてほとんどご存じない状態でした。Dさんは会計・経理の道に進む方法としてイメージしたのが事業会社の経理で、入社してから公認会計士を目指したいと、漠然と考えていました。

会計業界について学び、スキルアップのため税理士法人を希望

エージェントは「今の状態で事業会社に入社したとしても、将来的に経理職としてキャリアを積んでいくためには根本的な部分を理解してもらった方が良い」と考え、求人のご紹介の前に、会計業界の基本的な知識から、先々のキャリアパスの選択肢まで一通りご説明しました。

Dさんはエージェントの話から会計事務所や税理士法人の存在を知り、「多様な規模・業種の会社の経理を見られることは、事業会社とはまた違ったスキルアップにつながる。また、今後自分が成長していく中で、一つの会社の経理に専念するのではなく、多くの会社を通してたくさんの方をサポートしたい」と考えました。

そこでエージェントは、数ある求人の中で医療系クライアントを多く持つ税理士法人の求人を一件ご紹介しました。この税理士法人では、未経験の方を積極的に採用し、新人研修や業務別研修を通じて基礎から育てています。1年目は会計ソフトの入力を担当しながら業界の一般的な知識を学び、2年目で具体的に医療業界独特の税務を習得し、3年目でようやくクライアントを訪問と、3年かけて独り立ちできるよう育てる予定です。税理士試験の勉強のために専門学校に通うなら、可能な限りシフトを調整するなどの対応もしてくださいます。

Dさんは、ご自身がケガをされたときの経験から医療の分野に興味を持っていたこともあり、こちらの法人に応募することを決めました。

"自己経歴書"を作成し、仕事に対する心構えをアピール

応募が決まり、エージェントは応募書類の対策をすることに。新卒の場合、通常は履歴書だけですが、Dさんにとっての職務経歴書に当たる"自己経歴書"を作っていただきました。Dさんは社会人としての職歴がありませんので、自己経歴書という書類をPR材料のひとつとして追加することで、書類を通過し面接へ進む可能性を高めることが目的です。

内容としては、これまでのアルバイトやゼミ、サークル活動の経験から、税理士法人で働くに当たって生かせるものをピックアップします。Dさんの場合は、アルバイトの職場で学んだ礼儀作法がクライアントとのコミュニケーションに役立つことや、ゼミの研究室でアルバイトしていたときにパソコンの操作を経験していることなどです。

「面接の際、自分からは発言できなくても、書類に落とすことで面接官が目に留めてくださいます。会話の材料になり、面接時間を長く取っていただけるというメリットもあります」とエージェント。

Dさんは無事書類選考をパス。エージェントは、ご紹介した税理士法人の特色や、クライアントに対する仕事の方針、また実際に働いている税務スタッフの仕事について、資料を準備してあらためて詳しくご説明し、しっかり対策を行ってから面接に挑みました。

対策の甲斐あってか、面接の結果、Dさんのお人柄や若さ、やる気が面接官にも十分伝わり、見事採用が決まりました。

「社会人経験のない方が、転職市場や目指す業界についての知識を自力で得るには限界があります。Dさんには業界に精通したエージェントだからこそ持っているノウハウをお伝えし、それらを一通り理解していただいた上で入所することができましたので、エージェントを使う意義は大きかったのではないでしょうか」

現在Dさんは、実務に励みながら資格の取得へも意欲的。「仕事に慣れ、リズムができれば学校に通いながら、税理士を目指したいと思います」とおっしゃっています。

石黒 健次のプロフィール

担当エージェント

石黒 健次 Kenji Ishiguro

大学卒業後、商社系の旅行会社に入社し、商社の旅行の手配や新店舗の立ち上げに従事。その後、大手の資格系の学校で、資格やその勉強で得た知識を活かした就職や転職支援業務に携わる。会計や監査法人業界に詳しく、多くの会計事務所や税理士法人との太いパイプを構築してきた。信頼関係を築くことからコンサルティングを開始し、その人の志向性や素養に合致したさまざまな提案を行うのが信条。趣味は鉄道旅行。

【専門領域】
  • コンサルティングファーム、シンクタンク
  • 上場企業、大手企業、ベンチャー企業

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