父親の会計事務所を承継せず他の事務所に転職
K.Fさん30代男性
転職前
- 勤務先会計事務所
- 職 種会計
- 年 収350万円
転職後
- 勤務先会計事務所
- 職 種会計
- 年 収450万円
Fさんは、大学在学中から父親が経営している会計事務所に就職し、20年近く働いてきました。父親のリタイアが近づき、承継するか悩んでいましたが、事務所と自身の将来性を考えた結果、承継はせずに他所へ転職することを決めました。
転職先に対するFさんの希望は、「これまで積んできた法人税の申告業務の経験を生かしながら、新たに資産税や相続税の経験も積むことができる会計事務所」というものでした。Fさんほどの経歴があれば、採用する会計事務所はたくさんあります。
ところが、Fさんは最初に応募した会計事務所で、書類審査は通過したのですが、面接で不採用となりました。原因は、面接時のFさんの話し方にありました。相手の質問に丁寧に答えようとするがあまりに話が長くなり、的を射た返答ができていなかったのです。私も面接に同席しており、この面を課題に感じていました。
そこで次にエントリーした会計事務所では、事前に面接対策をしっかりと行うことにしました。ある質問をされたときにどう答えるか、まずはFさんに話してもらい、それに対して私が簡潔な返答に近づくようにアドバイスしていきました。そうやって一緒に想定問答を作っていったのです。
そして迎えた面接本番。この時も私は同席したのですが、Fさんは相手の質問に対して、的を射た返答ができていました。お互いのやりとりがスムーズだったこともあり、面接は終始和やかな雰囲気で進みました。
面接後、同事務所の代表はFさんを採用するべきか悩んでいました。「スキルがあるのは分かったが、ちょっと線が細い気がする」と言うのです。クライアントとなる中小企業の経営者を相手に、Fさんが渡り合うことができるか不安を感じている様子でした。
確かにFさんは、線が細いところがあります。でも、長所に目を向ければ、誠実であり、信頼されるタイプです。そこで、私は長所に目を向けていただくことをお伝えし、採用に向けて最後のひと押しをしました。その成果もあってか、内定が決定しました。
同事務所は、法人税を中心としながらも資産税なども扱っており、Fさんが希望していた環境です。新しい職場でのFさんのご活躍を期待しています。
都市銀行、会計系のソフトウェア会社営業職を経て当社に転職。日商簿記検定1級の資格を持ち、かつては公認会計士の資格取得を目指していた時期もある。経理や会計に関する専門知識を持ったエージェントとして、企業側、登録者側の双方が満足する、より良いマッチングの実現を目指している。
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