前職を1カ月で辞めたハンディを克服して転職に成功
A.Kさん20代女性
転職前
- 勤務先製造業
- 職 種経理、総務
- 年 収300万円
転職後
- 勤務先映像制作会社
- 職 種経理、総務
- 年 収330万円
Kさんは契約社員や派遣社員の期間が長く、これまで何社もの会社で働いてきました。また前職の会社には正社員として入社したもののパワハラに遭い、わずか1カ月で退職に追い込まれてしまいました。転職回数の多さと直近の会社での在職期間の短さは、転職時にネックになります。また経理スキルについてもさほど高いとはいえませんでした。
ただしKさんのお人柄はとても明るくコミュニケーション力があり、相手の話を素直に聞くことができる方です。スキルよりも人柄重視で、転職回数の多さを気にしない会社であれば、マッチングは可能ではないかと考えました。 Kさん自身は経理の仕事に就けること、また、前職の退職理由から、職場の雰囲気や人間関係が良好な会社を希望されていました。
Kさんに紹介したのは、映像制作会社です。同社では経理スキルはそれほど高いものを求めているわけではなく、経理をメインにしながら総務についても嫌がらずに取り組める人材を求めていました。また映像制作という業界柄もあってか、スタッフはフランクな方が多いので、そういう雰囲気に合いそうな方を希望していました。私は、Kさんに合いそうな会社だと感じました。またKさんが最も気にされているパワハラがない職場であるかどうかは、先方の人事担当者や何人かのスタッフにお会いした限りでは、大丈夫という印象を抱きました。
Kさんも会社に対して高い関心を示しました。前職の会社でも総務を経験していたことから、総務も兼ねることについてはまったく問題ないとのことでした。面接対策で時間を割いたのは、転職回数の多さをどう説明するかということです。「契約社員として営業事務に携わったことをきっかけに経理に興味を持ち、以後はスキルを伸ばすために転職をした」という説明の流れを一緒につくっていきました。
もう一つの懸案事項は、前職の会社を辞めた理由がパワハラであることを先方に正直に伝えるべきかどうかということでした。今回については「なぜ1カ月で辞めてしまったのか」という先方の疑問を解消するためにも、正直に伝えるのがいいと私は判断しました。ただKさん自身は伝えたくないと思っているかもしれません。そこで最終的な判断はKさんに任せました。実際面接で、Kさんは話したそうです。先方はほとんど気にされていない様子だったとのことでした。
面接では、先方の採用担当者とKさんの相性が合い、とても良好な雰囲気で進められたようです。そこからはとんとん拍子で採用へと至りました。Kさんは現在、元気に再出発を切られていることと思います。
都市銀行、会計系のソフトウェア会社営業職を経て当社に転職。日商簿記検定1級の資格を持ち、かつては公認会計士の資格取得を目指していた時期もある。経理や会計に関する専門知識を持ったエージェントとして、企業側、登録者側の双方が満足する、より良いマッチングの実現を目指している。
K.Bさん 30代
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