仕事への意欲をアピールし、スキル不足をカバー
M.Aさん30代女性
転職前
- 勤務先広告代理店
- 職 種経理
- 年 収300万円
転職後
- 勤務先不動産仲介業
- 職 種経理
- 年 収300万円
Aさんは30歳の時に初めて経理の仕事に就き、そこから経理職としての専門性を磨いていくことを目指し始めた方です。ところが、経理アシスタントとして2年半ほど勤めた会社が、業績悪化により経理業務をアウトソーシングに出すことに。会社都合での退職を余儀なくされ、ジャスネットにご登録されました。
Aさんの転職先に対する希望は、経理の実務経験を積むことが第一優先で、そのためには年収は最低ラインでも構わないというスタンスでした。とはいえ、Aさんはこれまで経理の補助業務の経験しかなく、資格もありません。年齢的にも30代になっていたことから、就職活動は書類選考の段階から難航することが予想されました。
私は、お付き合いのある企業の採用担当者に、「このような方がいるのですが、御社の経理ポジションでのご採用はいかがでしょうか」と提案する形で、エントリー先を見つけていくことにしました。Aさんは、非常に向上心が高く、また明るくて爽やかな人柄です。経理職を志すことになった年齢こそ遅かったものの、「30代前半のうちに日商簿記検定2級を取得し、その後は税理士試験の科目合格を目指す」「37歳までに決算を任せられるようになる」「40歳までにはマネジメントを経験する」といったように、具体的な目標を掲げ、目標達成の期日も設定していました。そこで私は、Aさんの行動が伴った向上心をアピール材料としました。
私がお声掛けしたのは、本来は「実務経験3年以上で、日商簿記検定2級以上」であることを求人の条件としていた会社でした。しかし、この会社はこれまで面接段階で、お人柄の相性を理由に、何人かの方を不合格にされていました。そこで、スキルは条件に達していないが、お人柄や意欲の点では申し分ないAさんを紹介しようと考えたのです。
同社の採用担当者にAさんのことをお話ししたところ、「わかりました。会いましょう」とおっしゃってくださいました。面接に当たっては、特別なアドバイスはしていません。スキルや経歴については背伸びのしようがないので、Aさんの高いコミュニケーション力を活かして、普段のままで面接に臨んでもらうのが一番だと考えたからです。ご本人も「ダメだったら仕方がない」という気持ちで本番を迎えられたようです。
Aさんは素の自分自身を見せることができ、面接は終始和やかな雰囲気で進みました。一次面接、二次面接と順調にクリアし、Aさんは内定を得ることができました。私の見立てどおり、同社はスキルや経験よりも人物重視の会社でした。年齢や資格、経験などで不利な状況があったとしても、Aさんのように行動が伴った向上心をお持ちの方であれば、人物重視の会社でポテンシャル採用される可能性が十分あります。
大学卒業後は新規事業の立ち上げや、人材ビジネス業界での管理職として法人営業、社員育成に携わる。会計業務の請負なども経験する中で、より会計・経理・財務分野のプロフェッショナルに専門性を持って人材ビジネスに携わりたいという想いから弊社へ入社。人材ビジネス業界での長いキャリアから、キメの細かいサポートに強みを持つ。
K.Bさん 30代
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T.Tさん 40代以上
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O.Mさん 40代以上
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N.Oさん 40代以上
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T.Yさん 30代
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