税理士事務所で得た経験を事業会社で活かす
K.Iさん20代男性
転職前
- 勤務先税理士法人
- 職 種税務
- 年 収450万円
転職後
- 勤務先アパレル会社
- 職 種経理
- 年 収500万円
Iさんは大学卒業後、事業会社で数年間営業職を経験した後、20代後半で税理士事務所にキャリアチェンジ。以後、10年間にわたって税理士事務所で働いてきたという経歴の持ち主です。しかし、そこでさまざまな会社の経理担当者と接するうちに、外部から会社を支援するのではなく、会社内で経理業務に携わり、その会社の事業成長に貢献したいという思いが強くなり、当社にご登録されました。
当時、Iさんは30代後半に差しかかっていたため、求人数はかなり絞られる状況でした。資格は日商簿記検定2級のみ。税理士試験にもチャレンジはしていたのですが、残念ながら1科目も合格できず、この点も、転職活動には不利といわざるを得ない状況でした。
とはいえ、事業会社での経理経験を問わない会社もあります。Iさんに紹介したアパレル関連の上場企業もそうでした。私は以前にも、事業会社での経理経験を持たない方をこの会社に紹介したことがあり、その時も、先方の担当者は登録者に非常に強い関心を持ってくださいました。このような経験があったのでIさんを紹介することにしたのです。
同社はM&Aを積極的に展開中で、中堅規模の会社を傘下に置きつつある状況だったため、会計士事務所や税理士事務所で、中小企業を相手にした豊富な業務経験を持つ人材を求めていました。
また、私は同社の経理部とは10年近いお付き合いをしていたなかで、組織の特徴や経理部長の性格も把握しており、さまざまな業務を経験させながら人を育てていくのが非常に上手な組織だという認識を持っていました。Iさんに、経理部長は人の和を重んじ、育成が得意なことを伝えると、興味を持ってくださいました。
同社のように人を育てる会社は、スーパーマンのような人材は求めていません。面接でも変に背伸びをせず、等身大の自分を見せる方が好まれることが多いものです。そのようにお話ししたところ、Iさんは面接に等身大で臨み、それが評価されました。
同社の応募要項は40歳未満であり、中小規模の会社での経理経験者というものでした。Iさんは、この応募要項を満たしていました。不利になると思われた資格面も、同社の採用担当者は問題とせず、約10年間にわたる実務経験を評価してくださいました。
Iさんのケースのように、経歴や年齢、資格面などで一般的には不利と思える点があっても、実務経験で得た知識やスキルを応募会社の中でどのように活かしていくかを、意欲と共に伝えられると、面接で高評価を得られ、採用を勝ち取ることができます。
K.Bさん 30代
男性 経理
T.Tさん 40代以上
男性 経理
O.Mさん 40代以上
女性 経理
N.Oさん 40代以上
男性 経理
T.Yさん 30代
男性 経理
S.Nさん 20代
女性 経理
H.Yさん 30代
男性 経理
C.Jさん 20代
男性 経理