転職失敗経験を経て自分に合う会社へ転職
M.Fさん40代以上男性
転職前
- 勤務先機械メーカー
- 職 種経理
- 年 収530万円
転職後
- 勤務先法人向けサービス業
- 職 種経理
- 年 収576万円
Mさんは、最初の会社に16年勤めた後に年収アップを求めて転職。確かに年収は上がりましたが、残業時間が多くハードワークだったため数カ月で退職しました。次に年収を下げてでもワークライフバランスを重視できる会社に転職しましたが、保守的な体質で、Mさんが業務改善の提案をしても受け入れられず、やりがいを持てませんでした。そこで、再び転職を考え、弊社にご登録されました。
Mさんの転職活動は1年近くに及びました。「今度こそは失敗したくない」という思いから、自分に合った会社を慎重に選んでいました。中には面接を受けて内定まで出た会社もありましたが、Mさんは辞退していました。
そんなMさんに紹介したのが、法人向けに省エネ製品やシステムの導入サービスを行う会社です。同社は、ファンド会社が買収し、経営再建に着手したばかりでした。それまで勤めていた経理の責任者がこの機に退社したため、数人の部下をマネジメントでき、かつ経理業務全体を把握している人材を探していました。
私としては、会社の現状が現状だけに、Mさんが興味を抱いてくれるか正直不安でしたが、Mさんは「受けてみたい」と応募することになりました。今勤めている会社の保守的な体質に不満を抱いていることもあり、自分の力で組織を立て直せる機会が持てることに、やりがいを感じているようでした。
Mさんのこれまでの経験やスキルを考えると、応募さえすれば内定を得ることはさほど難しくないはずです。大切なのは、今度こそMさんが「会社を移って良かった」と転職後に心から思える転職にすることです。
そこでMさんには面接前に、「長く働ける会社かどうかを見極めるために、面接では会社の状況や今後のビジョンを、先方からしっかりと聞き出してください」とアドバイスしました。Mさん自身もこれまで失敗してきた経験から、転職に当たって何を一番重視するべきかが、自分でも分かってきたようでした。さらに「転職はMさんと会社双方が選ぶものです。納得がいくまで質問して働くことに対する不安を解消してください」とも伝えました。
面接はオファー面談も含めれば全部で3回ありましたが、3回とも「やりがいを持って働ける会社かどうか」を意識しながら面接に臨まれました。その結果、納得をした上で同社への転職を決断しました。 転職後にMさんにお会いしたところ「創意工夫しながら仕事ができるので楽しいです」と明るい表情が返ってきました。
大手金融機関一社で営業・営業統括・審査部門を経験し、その後弊社に入社。スピーディーでこまやかなフォローはご登録者・企業ともに信頼が厚い。取締役クラスから直接依頼を受ける求人も多く、意思決定者に直接推薦出来るネットワークが強み。
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