3年間のブランクを乗り越えて経理職に復帰
T.Sさん40代以上男性
転職前
- 勤務先ソフトウエア会社
- 職 種総務
- 年 収600万円
転職後
- 勤務先自動車販売会社
- 職 種経理
- 年 収600万円
Sさんは大学卒業後、約20年にわたって同じ会社に勤め続けていました。しかし3年前、長年所属していた経理課から業務課に異動になりました。業務課では、これまで培ってきた経理のスキルを生かすことはできません。そこで経理職の仕事を求めて転職することを決意されました。
しかし、転職活動を始めてみると、苦戦が続きました。どの会社もSさんが経理職を離れてから3年間のブランクが生じていることを不安視して、不採用が続いたのです。
そんなSさんに私が紹介したのは、某大手自動車メーカー系列の販売会社です。同社は離職率が非常に低く、中途採用を行うのは今回が初めてでした。そのため私は、同社が中途採用の要項を決める段階から、担当者との募集計画についての相談に乗っていました。そうした経緯もあり、同社が求める人材をしっかりと把握しており、Sさんに合うと判断しました。
Sさんは経理職時代には、月次・年次決算、業績管理、税理申告などの業務に長年携わっていました。また、日商簿記1級の有資格者でもあります。3年のブランクさえ克服できれば、自動販売会社での経理業務に十分対応できるはずです。同社は前職の会社と企業規模もほぼ同じであるため、会社のお金の流れについてもつかみやすいことが予想されました。
また、同社はプロパーの社員ばかりということもあり、転職回数を非常に気にしていました。この点に関して、Sさんは初めての転職ですから全く問題はありません。
Sさんに同社を紹介したところ「本当に自分があの自動車メーカーの販売会社を受けることができるのですか」ととても喜び、「内定が出れば必ず行きます」と即答されました。
とはいえ、同社も他社と同様にSさんのブランクを不安視していました。一番知りたいのは、Sさんがブランクを克服できる力があるかどうかということでした。不利な状況や逆境に置かれたときに、それをリカバリーする力を持っている人であると判断できれば、同社も安心してSさんを採用できます。
そこで面接前にSさんには、「3年間のブランクをどう捉えているか。そこから何を学んだか」「どのようにしてブランクを取り戻していくつもりか」といったことについて、しっかりと考えて言語化した上で、面接に臨むことをアドバイスしました。
Sさんは面接で、自分の言葉で思いを伝えることができたようです。面接後に担当者から「今の自分と将来の自分についてきちんと考えられており、安心しました」という連絡がありました。こうしてSさんは内定を勝ち取りました。
大学卒業後、大手予備校で300人以上の生徒指導、校舎運営、スタッフのマネジメント、採用、研修等幅広い業務に携わる。大学受験から転職というより広い視野で人生、キャリアを決定する場面で、一人ひとりの方に最良のキャリアを提案したいと考え、弊社に入社。
K.Bさん 30代
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