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経理 20代の転職成功事例

公認会計士の夢に早期に区切りをつけ、上場企業の経理職へ

K.Nさん 20代 男性のイメージ

K.Nさん20代男性

転職前
  • 勤務先製造・販売業
  • 職 種販売・管理
  • 年 収228万円
転職後
  • 勤務先建設会社
  • 職 種経理
  • 年 収420万円

POINT転職成功のポイント

  • 公認会計士試験の知識を活かし事業会社の経理職を希望
  • 受験企業や他社の財務分析レポートを作成し、面接でアピール
  • 潜在的な能力が買われ、年収が約200万円アップ

公認会計士試験挑戦を断念。経理の道に切り替えを決断

大学在学中に短答式試験に合格。
卒業となる2013年には論文式試験の1科目にも合格し、勉強を続けながら、2014年に大手監査法人に入所しました。

まだ公認会計士ではないので、資料をまとめるなどの補助業務をこなしながら、残りの試験の合格を目指しました。
しかし、同年の秋、資格取得を断念。
同時に、有期雇用契約を結んでいた監査法人も退職となりました。

その後、ファッションに関心があったK.Nさんは、派遣社員としてアパレルブランドの店舗に勤務し、接客などを担当。
色彩検定2級の資格も取得し、派遣社員から同アパレルブランドの契約社員として勤務するようになりました。
ただ、経理職への想いは断ちがたく、2015年10月、弊社にご登録いただきました。

受験会社の財務分析を持参し面接。選考はトントン拍子

K.Nさんが相談にお越しいただいた理由は、もちろん、弊社が会計・経理に特化した人材会社だからです。
ご登録いただいたからには、なんとしてでも転職を成功させたいと考え、紹介先をピックアップしました。

ご用意した求人は7社で、そのうち2社で面接まで進みました。
面接に当たって、K.Nさんが公認会計士試験の勉強で得た知識を最大限活かせるよう対策を立てました。
そこで考えたのは、論文式試験の勉強をされていたK.Nさんなら、上場企業の開示資料や財務諸表が読めるのではないか、ということでした。

これまでの経験から、経理職未経験の方が一般事業会社に採用されるとき、会社側がこの点に期待している場合が少なくないからです。
そこでK.Nさんに「面接を受ける会社の財務状況などを自分なりに分析してみては?」と提案してみたところ、なんと彼はそのひと言だけで、面接を受ける会社だけでなく、同業他社も含めた財務分析のレポートを作ってきました。

その熱意には驚かされました。「これをそのまま受ける会社の経理部長に見せましょう」と、持参して面接に臨んだところ、先方は大喜び。話が弾み、選考はトントン拍子に進みました。
最終的に、そのJASDAQ上場の建設会社の経理職に採用されました。

素早い方針転換がキャリア形成で吉と出ることに

2016年2月から転職先で働き始めたK.Nさん。
上場企業のため、開示資料作成は大切な業務となり、通常であればこうした開示関係の仕事に携わるには最低でも2、3年の経験が必要です。
ところがK.Nさんは、勤務し始めて半年ほどで少しずつ携わり始めており、「やりがいがあります」と、たいへん喜んでいる様子でした。
「経理での経験を積みたい」というご本人の願いがかない、転職先で活躍していらっしゃる様子で、担当した私もうれしく思っています。

K.Nさんが転職に成功した一番のポイントは、切り替えの早さにあります。
公認会計士試験合格と監査法人での仕事の先が見通せないなか、目指すキャリアにしがみついて勉強を続けるのではなく、「別の道を選択する」という大きな決断を、早い時期にできたのがよい結果につながっています。

上場企業の経理なので、先々は、監査法人の公認会計士と対等に仕事をする局面も出てくるはずです。
手に入れた素晴らしい環境の中で、さらなる成長を目指して活躍していただきたいです。

石黒 健次のプロフィール

担当エージェント

石黒 健次 Kenji Ishiguro

大学卒業後、商社系の旅行会社に入社し、商社の旅行の手配や新店舗の立ち上げに従事。その後、大手の資格系の学校で、資格やその勉強で得た知識を活かした就職や転職支援業務に携わる。会計や監査法人業界に詳しく、多くの会計事務所や税理士法人との太いパイプを構築してきた。信頼関係を築くことからコンサルティングを開始し、その人の志向性や素養に合致したさまざまな提案を行うのが信条。趣味は鉄道旅行。

【専門領域】
  • コンサルティングファーム、シンクタンク
  • 上場企業、大手企業、ベンチャー企業

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