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経理 20代の転職成功事例

大手メーカーから転勤のない地方メーカーへ転職

Y.Yさん 20代 男性のイメージ

Y.Yさん20代男性

転職前
  • 勤務先大手非鉄金属製造業
  • 職 種経理
  • 年 収400万円
転職後
  • 勤務先食品メーカー
  • 職 種経理
  • 年 収400万円弱

POINT転職成功のポイント

  • 「派遣社員も視野に」と焦る気持ちを落ち着かせ、正社員を軸に模索
  • 方向性のブレをエージェントが修正。将来を見据えたキャリア形成をサポート
  • 新たに出てきた希望を整理し、転職の方向性を定めた

「経験のある若手」で、引く手あまたの人材なのに転職に苦心

Y.Yさんは、高校在学中に全商簿記検定2級に合格し、高校卒業とともに前職である大手メーカーに就職しました。
同社は日本だけでなく、グローバルに拠点を構える非鉄金属製造大手です。

Y.Yさんは埼玉の事業所勤務を皮切りに、大阪、岩手、新潟へと勤務地を変えながら、本社や工場、支店の経理業務、また子会社で会社全体の経理業務を担当、まだ26歳という年齢にもかかわらず、約9年もの幅広い実務経験を有していました。
転職市場では引く手あまたのこのようなキャリアを持つY.Yさんが転職に苦労されたのは、その転職動機にありました。

その転職動機とは「埼玉県の郊外から通える会社で働きたい」というものでした。
Y.Yさんには埼玉で勤務していたころからお付き合いしている婚約者がいます。
婚約者は埼玉県内の病院に勤める看護師さんで、地元を離れてY.Yさんと転勤生活を共にするのは難しい環境にありました。
またY.Yさんも単身赴任は選択肢になく、婚約者の勤め先がある埼玉県から通勤できる会社に転職したいという希望を持っていらっしゃいました。

「派遣社員も視野に」と焦る気持ちを抑え、正社員でアプローチ

Y.Yさんは、当時の勤務地である新潟で、業務の引き継ぎをしながら転職活動を開始。
当社以外にも、人材紹介会社に相談していたようですが、希望する勤務地の幅が狭く、希望にかなう会社は見つかっていませんでした。

2016年3月末の退職をすでに決めていたため、弊社にご登録いただいた時には非常に焦っておられ、「派遣社員も視野に入れて探したい」とおっしゃっていました。
しかし、私はY.Yさんのようなキャリアを持った人材に派遣を勧める理由を見い出せず、「もう少し社員採用を模索してからでも遅くない」とアドバイスをし、まずは落ち着いて考えてもらうことから面談を開始しました。

希望通りの勤務地で経理の仕事に

面談を進めていくと、「不動産系の会社の営業も模索したい」というご希望が出てきました。
それは、Y.Yさんの実家が不動産業を営んでいるため、後を継ぐかもしれないので実務を経験しておきたいというのが理由でした。

しかし、私の経験上、Y.Yさんの年齢なら4~5年後の30歳くらいでも営業職へ転身することが可能です。
一方、経理職は一度離れてしまうと戻るのが難しい職種です。
「継ぐかもしれない」という不確定要素を元に、この時点で営業職に就くのはキャリアを考えた上で得策とは言えません。
このことをY.Yさんにご説明し、経理業務のできる会社に転職して、宅建など不動産の勉強は仕事と並行して取り組んでもらうことになりました。

Y.Yさんはそもそも高いポテンシャルを持った人材です。
勤務地の縛りはあるものの、方向性が決まれば、さほど時間がかからず転職先は決定するのではないかと踏んでいました。
事実、1カ月も経たないうちに希望にかなう食品メーカーへの転職が決まりました。

年収はややダウン、休みも完全週休2日ではありませんが、勤務地は婚約者の方とお住まいになるご自宅から車で30分という場所にあり、思う通りの転職を達成されました。

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