タイの会計事務所から日本の監査法人に転職
H.Tさん40代以上男性
転職前
- 勤務先会計事務所
- 職 種税務、アドバイザリー
- 年 収390万円
転職後
- 勤務先監査法人
- 職 種監査
- 年 収470万円
専門商社で営業職として働いていたTさんは、30代前半の時に会計分野へのキャリアチェンジを図るために退職。しばらく勉強に専念し、USCPA(米国公認会計士)の全科目合格を果たしました。しかし、当時はリーマンショック後の就職難だったこともあり、転職活動は難航。契約社員としてシェアード会社で働いたり、再び営業職として働いたりするなどしているうちに、数年が経過していきました。
ようやく会計の知識を生かせる仕事に就けたのは、30代後半の時。タイにオフィスを構える会計事務所で、現地に進出している日系企業の子会社の税務申告代行業務や海外取引に関する国際税務のアドバイザリー業務に携われることになりました。
同事務所で働くこと4年。Tさんは、「現地に進出してきた会社を支援してきた経験を生かし、これから海外へ乗り出す会社を支援する」という次のキャリアステップを描き、日本に戻って転職活動を始めました。
Tさんはタイの会計事務所では、事業立ち上げ時から代表とほぼ2人で組織をつくってきた経緯があります。このバイタリティーが、Tさんの最大の強み。一方、40代にして、会計に関する経験が実質わずか4年しかないことが弱点でした。そのため転職活動は、スキルや経験ではなく、バイタリティーとマインドをアピールしていくことに決め、応募する会社を選んでいくことに。
実際にTさんに紹介したのは、海外進出支援を数多く手掛けている監査法人のアドバイザリー部門。私は、同法人の人事担当者と以前から親しくしており、Tさんの経歴に興味を抱くだろうと確信していたからです。その考えは間違っておらず、すぐに面接が決定しました。
先方の人事担当者は、Tさんのマインドを高く評価しており、面接後もそれは変わりません。一方、Tさんも面接時に先方がタイでの経験も高く評価してくれたことを受けて、志望度が高まっていました。
Tさんの経験の浅さを考慮し、先方は「正社員として採用する場合は、いきなりアドバイザリー業務ではなく、まずは監査業務を2年程度経験した上で、アドバイザリー部門に移ってもらう」という判断をTさんも了承し、内定が出る運びになったのです。
Tさんが描いたキャリアステップをかなえるには、少し回り道になりますが、監査業務に携わることはTさんにとってプラスです。Tさんのこれからの活躍を期待しています。
大学卒業後、大手予備校で300人以上の生徒指導、校舎運営、スタッフのマネジメント、採用、研修等幅広い業務に携わる。大学受験から転職というより広い視野で人生、キャリアを決定する場面で、一人ひとりの方に最良のキャリアを提案したいと考え、弊社に入社。
A.Aさん 40代以上
女性 公認会計士
Y.Mさん 20代
男性 公認会計士
T.Sさん 30代
男性 公認会計士
I.Rさん 40代以上
男性 公認会計士
S.Sさん 40代以上
女性 公認会計士
Y.Tさん 20代
男性 公認会計士
H.Kさん 30代
男性 公認会計士
T.Eさん 20代
男性 公認会計士