先方が難色を示すも粘り強く交渉して内定を獲得
K.Mさん40代以上男性
転職前
- 勤務先機械メーカー
- 職 種経理
- 年 収360万円
転職後
- 勤務先社会福祉法人
- 職 種経理
- 年 収360万円
機械メーカーで派遣社員として働いていたMさん。年齢は41歳で、小さなお子さんが2人います。生活のことを考え、正社員になって収入を安定させたいという気持ちが強くなり、転職活動を始めることにしました。
Mさんは日商簿記検定2級を生かせる経理職の職種を希望していましたが、Mさんの経理職としての経験は、機械メーカーの前に働いていたNPO法人での勤務も含めて4年半程度。年齢の割に経験が浅いことが転職のウイークポイントになっていました。
そんなMさんに紹介したのは、障害者の就労継続支援施設を運営している社会福祉法人です。MさんはNPO法人で一人経理を経験していましたが、その社会福祉法人でも一人で経理を切り盛りできる人材を探していました。またNPO法人の事業も就労支援だったこともあり、事業内容もMさんに合うのではないかと判断しました。
Mさんは、正社員になれることと、仕事と家族を両立できる職場であることを最優先に考えており、具体的な業種についての希望は特にありませんでした。社会福祉法人を紹介したところ、もともと福祉に関心があるとのことで、福祉の世界で働きたい理由を私にメールで送ってくるなど、前向きな反応が返ってきました。
ところが社会福祉法人側の反応は違いました。Mさんの転職回数が多いことを不安視したのです。「この方を書類選考で通すのは難しい」と言われてしまいました。また先方はMさんが男性ということもあって「当社は年収360万円までしか出せません。お子さんが2人もいるのに、その金額で生活していけるのでしょうか」ということも心配されていました。
年収について、Mさんに問い合わせたところ、奥さんと共働きで頑張っていくので大丈夫とのことでした。あとはいかに社会福祉法人側を説得し、面接していただくかです。そこで考えたのは、他の応募者と面接日をセットにしてMさんの面接をしてもらうことです。「短時間でいいので、他の応募者の面接日にMさんも面接してください」とお願いし、「そこまでおっしゃるのなら」と了解を得ることができたのです。
面接に向けては、先方が抱いていた転職回数の多さについての不安を拭い去るための対策をMさんと一緒に練りました。MさんがNPO法人を辞めたのは、事業縮小に伴う常勤スタッフの削減の対象になったことが理由です。また今回の転職も、正社員になることを目指した前向きな理由です。その辺りのことをきちんと説明することにしました。
結果は大成功でした。面接まではあれほど難色を示していたのに、すっかりMさんのことを気に入り、内定が出ました。粘り強く交渉を続けたことが今回の成約に結び付きました。
ホテル、福祉関係の人材紹介会社勤務を経て当社に転職。エージェント職を選んだのは、転職という人生の転機に深く関われる仕事に就きたいと思ったのが理由。登録者の気持ちに寄り添いながら、ご本人の人生にプラスになる転職の実現を目指している。以前からの得意領域である福祉関係に加えて、今後はベンチャー企業などを数多く手掛けていきたいと考えている。
K.Bさん 30代
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T.Tさん 40代以上
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O.Mさん 40代以上
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